マンションは、売却し始めてすぐ売れることもあれば、なかなか売れないこともあります。
売りはじめたマンションが売れないときは、何らかの理由があることが多く、対策により改善できる可能性もあるでしょう。
今回は、マンションが売れないときはどうなるのか、売れない理由やマンションが売れないときの対策についてご紹介します。
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マンションが売れないときはどうなるのか
中古マンションはさまざまな事情で売りに出されますが、すんなり売れることもあれば、なかなか売れないこともあります。
マンションが売れないと、売主の方はいくつかの不利益を被る可能性があるでしょう。
そのため、マンションが売れないときにはどうなるのかを把握して、対策を考える必要があります。
売却にかかる一般的な期間
不動産の売却にかかる一般的な期間は3か月となっており、不動産会社との媒介契約の期間にもなっています。
とくにマンションは、平均で2か月半程度の期間で売却できる傾向にあり、タイミングがあればすぐにでも売れるでしょう。
3か月を過ぎても買い手が現れないときは、そのマンションが売れ残っていると判断することが可能です。
ときには、年単位で売れないことも考えられるため、理由を分析してしっかり対策をとる必要があります。
売れないと修繕積立金がかかり続ける
売り出したマンションがなかなか売れないとき、売主の方が被る不利益が管理にかかる出費です。
マンションを所有している間は、そのマンションの大規模修繕をおこなうための修繕積立金を支払い続ける必要があります。
大規模修繕が近づくと、資金の不足を補うために、修繕積立金が値上がりすることも考えられるでしょう。
そのため、長期間所有し続けると、その分出費が増えてしまう可能性があります。
固定資産税もかかり続ける
マンションが売れないまま放置していると、固定資産税も支払い続けなければなりません。
固定資産税は、不動産を所有している限り、毎年支払う必要がある税金です。
毎年1月1日時点で不動産を所有していた方が請求され、固定資産税評価額をもとに税額が計算されます。
年単位でマンションの売却が遅れると、固定資産税を何度も請求されることになるでしょう。
マンションの価値にもよるものの、固定資産税は年に10～20万円もの金額になる傾向にあります。
そのため、何年も売れないままになっていると、大きな金額を損することになるのです。
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マンションが売れない理由
売り出したマンションが売れないときは、何らかの理由が買い手とのマッチングを邪魔している可能性が考えられます。
売却の成立に向けて対策を練るためにも、売れないときはまずその理由を分析することが大切です。
築年数が古い
マンションが売れない理由の1つは、そのマンションの築年数の古さです。
築20年までのマンションは比較的売れやすいものの、20年を超えてしまうと成約率が落ちます。
これは、築20年を超えた中古マンションは設備が劣化し、購入後にリフォームなどの一手間が必要になりやすいためです。
一方、築浅なら必ず早めに売却できるかといえば、そうではありません。
築5年までのマンションは売却価格が高くなりやすく、安い物件を望む買い手から避けられる傾向にあります。
また、築10年程度のマンションであっても、喫煙によって壁紙が汚れているなど、築年数に対して劣化が進みすぎているときは売れにくくなりやすいです。
とくに水回りの設備などは、どれだけ劣化しているかや、清潔に保たれているかをチェックされやすい傾向にあります。
競合が多い
マンションが売れない理由の1つは、周辺エリアに売却の競合が多いことです。
近隣に良い条件のマンションがほかにもあったり、同じ物件内のより高い階層でマンションを売り出していたりすると、売れにくくなります。
とくに、条件が同じ、あるいはより良いマンションが安く売られていると、そちらに買い手が流れてしまうでしょう。
対抗して価格を下げられますが、価格競争になってしまうと安価でしか売れなくなるため、望ましくありません。
似た条件のマンションが並んでいるなかで売れにくいときは、買い手に対する魅力のアピールが足りていないことも考えられます。
内覧がうまくいっていない
マンションが売れない理由としては、内覧がうまくいっていないことも考えられます。
不動産の買い手は、内覧の印象によって、その物件を買うか決めることも多いです。
そのため、内覧に来た購入希望者の方に、良い印象を与えられれば売れる可能性がありますが、そうでないと売れにくくなることが考えられます。
内覧時の明るさが足りておらず暗い印象を受ける、片付けができておらず雑然とした印象を受けるなどの理由があるでしょう。
また、内覧における売主の方の対応があまり良くなかったときも、買い手側にマイナスの印象を与える可能性があります。
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マンションが売れないときの対策
マンションが売れないときは、理由に応じてさまざまな対策をとる必要があるでしょう。
対策をとってもなかなか売れないときは、不動産会社に買取を依頼する方法もあります。
買い手へのアピールの仕方を変える
マンションがなかなか売れないときは、対策として買い手へのアピールの仕方を変えるのがおすすめです。
どのような層をターゲットにするかによって、適切なアピールの仕方は異なります。
たとえば、ファミリー向けに売り出すのであれば、保育園や小学校、公園など、子どもが利用する施設の近くにあることをアピールすると良いでしょう。
病院や買い物施設など、生活における利便性が高い施設の存在をアピールするのも有効です。
ターゲットがシニアなのであれば、周辺に車通りが少なく歩きやすい、散歩しやすいエリアとしてもアピールできます。
単身者世帯がターゲットであれば、駅までの距離や設備の充実度をアピールするなど、ターゲットに合わせたアピールを考えると良いでしょう。
マンションを売り出すタイミングを変更する
周囲に競合物件が多く、売り出してもすぐに売れなさそうなときは、売り出しのタイミングを変更するのも手の1つです。
いったん売り出してしまうと、売れずに残ったときに、価格をどんどん下げざるを得なくなります。
売れずに残っている物件は、そのまま「売れ残り」と判断されるため、売り出したばかりの物件よりもさらに売れにくくなるためです。
そのため、売却期間に余裕があるのであれば、売却のタイミングをずらし、売れそうな時期まで待つ方法があります。
なお、1年のうち、中古マンションの需要が増えるのは2～3月頃です。
就職や進学、転職などで、4月から始まる新生活に合わせてマンションを購入する方が増えるため、このタイミングで売り出すとスムーズに売れる可能性があります。
ハウスクリーニングやホームステージングを実施する
マンションが売れないときの対策としては、ハウスクリーニングやホームステージングも有効です。
ハウスクリーニングでは、水回りの汚れなどを徹底的に掃除してもらうと良いでしょう。
ホームステージングは、マンションの内部を家具や小物でモデルハウスのように飾り付ける手法です。
こうした工夫により、購入希望者にそのマンションで生活するイメージを膨らませてもらい、売却につながる可能性があります。
また、古くなった部分については、修繕工事をすることも大切です。
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まとめ
マンションが売れないと、売主の方は修繕積立金や固定資産税を支払い続ける必要があります。
築年数や周辺の競合の状況、内覧の状況など、マンションが売れない理由は幅広いです。
理由によって対策を考え、マンションが売れるように工夫をすると良いでしょう。
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目次
輝広
加古川市を中心に地域に根ざした親身で誠実なサポートを心がけています。
マイホームの購入は人生で大きな決断であり、そして信頼できる不動産会社を選ぶのも大きな決断の一つ。
だからこそ、お客様の理想の住まいを見つけるために、丁寧で的確な情報提供を信条としています。
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