マイホームの購入を検討している方の中には、無担保の住宅ローンを利用したいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ローンを契約する際に、担保にできるものがなくて、お困りの方も多いでしょう。
こちらの記事では、無担保の住宅ローンを利用するときのメリットや注意点を解説します。
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無担保の住宅ローンとは
無担保の住宅ローンとは、担保を設定せずに契約ができるローンの一種です。
これは、購入する住宅を担保に設定しない、通常の住宅ローンとは異なるローン形態を指します。
担保とは、債務者がローンの返済を滞らせてしまった場合に備えて、融資を受ける債務者が債権者に対して差し出す物や権利です。
債務者のローンの返済が滞ったときに、債権者はあらかじめ設定した担保を利用して、債務者に融資した資金の回収を図ります。
設定される担保はさまざまで、住宅や装飾品などの品物から債権や土地などの権利に設定されるのが一般的で、これらを物的担保といいます。
住宅ローンは、購入する住宅を担保にして抵当権を設定した、担保があるローンです。
その特徴として、ローンの債権者である金融機関にとって、返済が滞ったときの担保がないため、利用の条件が厳しく設定されています。
担保がないローンのように、担保を決めずに契約が可能な無担保ローンには、カード1枚で取り引きが可能なカードローンや借り入れに制限がないフリーローンなどがあります。
カードローンとは、契約時にあらかじめ利用できる限度額を設定し、ローンが利用できる限度額の範囲内で何度も借り入れが可能な担保を持たないローンです。
フリーローンとは、契約時に資金の融資を受け、定期的にローンの返済をする無担保ローンです。
無担保の住宅ローンは担保を持たないローン商品の1つで、住宅を担保とする通常のローンと異なり、以下のような利用条件が定められています。
●ローンを申し込んだときと完済時の年齢
●過去に借り入れの滞納がない
●安定した収入がある
●団体信用保険に加入可能な健康状態
申し込みをしたときの年齢が20歳以上で、ローン完済時の年齢が69歳?80歳以下を条件にしている金融機関が多いです。
また、過去に借り入れの滞納がない方でなければ、無担保ローンを利用するのは難しいでしょう。
滞納を続けて督促を受け取っていたり、借り入れの滞納があったりする方は、審査に通過できずに無担保ローンを利用できない可能性があるため注意が必要です。
ほかにも、担保がないローンを契約するには、勤続年数が一定以上あって、安定した収入がある方だと見なされる必要があります。
そして、担保がない住宅ローンを提供している金融機関は、団体信用保険への加入を条件としている金融機関が多いです。
団体信用保険とは債務者に保険をかけ、債務者が高度障害に陥ったり死亡したりした場合に、保険金でローンを返済する保険です。
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無担保住宅ローンのメリット
担保を設定せずに利用できる無担保のローンには、さまざまなメリットがあります。
無担保のローンは、通常のローンより審査にかかる期間が短い傾向にあり、契約者の身辺調査のみで済むため、審査が早いです。
一方、通常のローンでは、契約者の職業歴や収入、金融取引の履歴にくわえて、担保となる物件の審査もおこなわれます。
また、担保を設定しないローンは保証人も不要である場合が多く、自身の判断で気軽に申し込みが可能です。
有担保ローンを利用する場合、家族や親戚に保証人になってもらったり住宅の抵当権を設定したりなどの担保が必要になります。
保証人などの担保がないと、時間的にも精神的にも負担が軽くなるでしょう。
さらに、無担保ローンはオンラインで申し込みから融資まで完結する商品も多く、必要なときや思い立ったときにすぐに申し込みができる点もメリットです。
ほかにも、担保がないローンは、住宅関連に利用する資金に対して融資されるもののため、マンションの購入やリフォームなども含まれます。
別荘やセカンドハウス、空き家の解体が対象となるローンもあるため、通常のローンと比べると担保がないローンは資金用途が幅広く認められています。
担保がない住宅ローンは、自宅が担保に設定されない点もメリットの1つです。
通常の住宅ローンの場合、ローンの返済が滞ってしまうと、抵当権によって担保にしている自宅の所有権を失うリスクがあります。
ただし、担保がないローンの場合でも、ローンの返済が滞ってしまうと金融機関からローンの返済を迫られ、結果的に自宅を売却せざるを得ない可能性があります。
通常の住宅ローンと比べると担保がないローンは、抵当権の設定がないため、登記に必要な司法書士費用や登録免許税などの諸経費が抑えられるでしょう。
また、通常のローンは、融資事務手数料や保証料が借り入れ金額の約2%が必要な金融機関が多いです。
しかし、担保がないローンは融資事務手数料や保証料が不要なケースが多いため、通常のローンと比べると、諸経費を安く抑えられる点もメリットです。
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無担保住宅ローンの注意点
担保がないローンはメリットも多いですが、注意点も多くあります。
以下の注意点を参考にしてください。
金利が高い
担保がないローンは、契約者がローンの返済に困った場合、担保がありません。
そのため、ローン会社はローンの契約者へ貸した資金の回収が難しくなると考え、商品の金利を高く設定する傾向があります。
金利が数%の違いでも、金利は高ければ高いほど借り入れ中の利息は増えるため、ローンの返済総額は大きくなります。
ローンの契約を考えるときは、インターネット上で提供されている返済シミュレーションなどを利用して、計画的にローンを利用しましょう。
借り入れ限度額が低い
担保がないローンは通常のローンと比べると、借り入れできる資金の上限が低めに設定されています。
通常の住宅ローンの場合、担保となる住宅の価値に応じて最大1億円ほど借り入れが可能です。
しかし、無担保住宅ローンの場合は、ローンを取り扱っている金融機関によって違いはありますが、借り入れ上限が1,000万円?2,000万円ほどとなっています。
借り入れ限度額が低いと、希望のマイホームを購入できなかったり住宅のランクを下げたりする必要があります。
返済期間が短い
無担保住宅ローンの返済期間は商品によって違いはありますが、長くて20年?25年と設定されている商品が多いです。
通常の住宅ローンは、最長35年の返済期間を設けているため、通常のローンと比べると担保がないローンは返済期間が短くなっています。
返済期間が短いとローンの返済計画が立てづらく、子どもがいる家庭の場合は教育費などの出費も考えられるため、資金繰りが難しいでしょう。
審査が厳しい
通常の住宅ローンは、収入や勤務先、勤務期間だけではなく担保となる土地も審査対象です。
しかし、無担保のローンは担保がないため、契約者自身の情報に審査が集中します。
担保がないローンは扶養家族の人数も審査され、そもそもローンを借りられないといった事例もあります。
また、今までに滞納をしていないかどうかの審査や個人の信用情報を開示しすぎていないかなどの、信用情報も厳しく審査されるため、注意が必要です。
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まとめ
マイホームを購入する際は、信用情報に傷がなければ無担保のローンを利用できる場合があります。
ローンについて不明な点がある場合は、金融機関への相談がおすすめです。
マイホームの購入資金が不安で、通常のローンの利用が難しい方は無担保のローンの利用をご検討ください。
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輝広 メディア編集部
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