中古マンションを選ぶときには、高層階と低層階のどちらにするかも、住み心地に影響する重要なポイントとなります。
そこで今回は、中古マンションの購入をお考えの方に向け、高層階と低層階のそれぞれのメリット・デメリットと価格への影響を解説します。
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弊社へのお問い合わせはこちら高層階と低層階の中古マンション購入!それぞれのメリット
中古マンションを購入するときには、立地や間取りといった条件面に意識が向きがちです。
しかし、階数によっても、マンションの住み心地は変わってきます。
まず、高層階と低層階のメリットをそれぞれ解説します。
高層階のメリット
高層階には、階数が高いことで得られるマンションらしいメリットが数多くあります。
たとえば、眺望の良さは大きなメリットといえるでしょう。
窓やベランダから、街の景色が一望できる中古マンションも少なくありません。
眺めの良さは昼間だけのものではなく、日が暮れたあとに夜景が楽しめるのも高層階の魅力です。
物件によっては、夏になると、部屋の窓やベランダから花火観賞ができる場合もあります。
また、日当たりと風通しの良さも、高層階に住んだときに毎日実感できるメリットです。
高層階になると周りを取り囲む建物がない場合も多く、その分、日当たりが良くなります。
窓を開ければ、開放感があるだけでなく、さわやかな風を室内にとりこめます。
高層階の場合、近くに建物があっても、居住している階のほうが周囲の建物より高いというケースも珍しくありません。
そのため、周りの建物からの視線が気になることが少ないでしょう。
プライバシーが確保しやすく、カーテンを開けて生活できることもメリットです。
ほかにも、地上からの距離があるため、交通などによる騒音が届きにくいという利点もあります。
虫が苦手な方にとっては、蚊などが室内に侵入しにくいことも、中古マンションの購入で高層階を選ぶメリットといえるかもしれません。
低層階のメリット
中古マンション選びでは、一見すると高層階の方がメリットが多いようにイメージされる場合もあるでしょう。
実は、低層階ならではのメリットや魅力も多数あるんです。
購入時のうれしいメリットとして挙げられるのは、低層階の価格は比較的安い傾向にあるという点です。
価格はリーズナブルであっても、マンション内に設けられた多彩な共用施設が使えることは高層階と変わりありません。
また、マンションでは、朝の時間などエレベーターが混み合うケースがあります。
低層階なら混雑時であっても階段が利用しやすいことがメリットです。
朝の通勤通学時はもちろん、日常的な買い物なども快適に外出できるでしょう。
階段の利用のしやすさは、災害などで停電したときに緊急避難がスムーズにできるというメリットにもつながります。
さらに低層階のなかでも、子どものいるファミリーがメリットを感じやすいのが1階です。
たとえば、1階だと、子どもが室内ではしゃいだり走ったりしても、下の階への迷惑にならないかと気にする必要がありません。
中古マンションによっては、1階に専用庭がついているケースもあります。
低層階は子育てファミリーにとってメリットを感じやすい住環境といえそうです。
高層階と低層階の中古マンション購入!それぞれのデメリット
中古マンションは低層階、高層階それぞれにメリットがある一方で、デメリットもあります。
両面を知っておくと、よりご自身のライフスタイルに適した階の選択がしやすくなり、失敗しない中古マンションの購入につながるでしょう。
ここでは、中古マンションを検討するときに押さえておきたい、階層ごとのデメリットを解説します。
高層階のデメリット
高層階からの外出時には、地上までの距離があるため、エレベーターの混雑に巻き込まれやすいことがデメリットです。
朝の通勤通学時などは少し時間をずらすといった工夫が、混雑の回避につながります。
高さのある高層階では日差しが強い場合があります。
しかし、日当たりの良さなど高層階の良さにも通じているため、デメリットとは感じにくいでしょう。
低層階のデメリット
低層階は比較的地上に近く、立地によっては大きな道路に面しているケースなどもあります。
そのため、交通量が多い場合は騒音が気になるといったデメリットも考えられます。
しかし、音の感じ方は人によっても異なるため、気にならないケースも少なくありません。
中古マンションを検討するときには、内覧時に周辺環境の確認とあわせて、生活音や交通による音が気にならないかを確認するのもポイントです。
また、マンションの階層がステータスに通じるといった風潮をデメリットとしてイメージされるケースがあります。
実際には、中古マンションごとに備わった魅力や質の高さは階層に関係なく感じられるものです。
たとえば広々と洗練されたエントランスが設けられている場合など、来客時には低層階であってもステータスの高い印象につながるでしょう。
高層階と低層階の中古マンション購入!価格への影響
中古マンションの購入を検討するとき、価格は判断材料のひとつとなる重要な要素です。
最後に、高層階と低層階で中古マンションの購入価格が変わるのかについて解説します。
階数で価格は変わる?
一般的には、中古マンションの価格は階数の高さに比例して少しずつ高くなるといえるでしょう。
とくに、高層階と低層階で日当たりの良さに差が出る場合は、階層で価格の差が生じるケースも少なくありません。
中古マンションを選ぶときに眺望へのこだわりがない場合は、リーズナブルな低層階を選択するのも手です。
価格を重視したいケースでは、安い傾向にある1階も良い選択肢です。
マンションの敷地にゆとりがある場合は、隣の建物との距離が近すぎません。
そのため低層階でもカーテンを開けて通風や採光を確保しやすく、購入のねらい目といえそうです。
一方で、低層階にはメリットも複数あるため、中古マンションの購入を希望される方から一定の人気があります。
たとえば、災害発生時などは低層階が避難しやすいことからニーズがあり、高層階の価格とあまり変わらない物件も見られます。
安い傾向にある1階も専用庭が付いているとその分高くなるため、2階や3階と同じくらいの価格を目安ととらえておくと良いでしょう。
もちろん高層階にも価格に見合ったメリットが多数あります。
高層階を購入するときには、眺望の良さが維持できることも大切です。
ちなみに、購入後も周囲に建物などが立つ建築計画がないかを知るには、役所で確認が可能です。
また、中古マンションの価格は、物件ごとの売り出しの理由やリフォームの有無によっても異なってきます。
階層や広さが同じくらいの物件でも、100万円から200万円ほどの価格差が見られることは少なくありません。
階層の違いによる価格差についても、500万円ほどの差は一般的なケースといえます。
使用できる共用施設は同じ
中古マンションの購入では、共用施設も魅力です。
なかには、充実した共用施設を重視して価格設定されている物件もあります。
しかし、基本的に共用施設は低層階でも、高層階でも同じように使うことが可能です。
中古マンションを検討するときは価格や共用施設などを総合的に判断し、ご自身にあった選択をすることがおすすめです。
まとめ
中古マンションは、低層階と高層階でそれぞれ違ったメリットがあります。
眺望や日当たりを重視したい方は高層階、リーズナブルに購入することを優先したい方は低層階がおすすめです。
物件ごとの価格や魅力、ご自身のライフスタイルも加味して、快適に暮らせるマンションを選びましょう。
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