マイホームの購入を検討している方は、古民家のリノベーションを候補にしてみてはいかがでしょうか。
古民家のリノベーションは、新築の一戸建てにはない魅力があります。
また、古民家をリノベーションするときにはさまざまな補助金制度を利用できます。
古民家をリノベーションする魅力や費用相場、具体的な補助金制度について見ていきましょう。
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古民家をリノベーションする魅力について
近年、地方移住や二拠点生活による都心から地方への住まいの移転が活発化しています。
地方移住が人気を集めるなかで、移住者の住居として昔ながらの生活や地域の特性に合った暮らしが実現できる古民家が注目されています。
古民家をリノベーションすることには、どのような魅力があるのでしょうか。
3つの魅力についてご紹介します。
古き良き雰囲気が感じられる
古民家とは、一般的に昭和初期までに建てられた建物のことを指し、築年数で言うと70年以上になります。
家づくりやデザインは時代とともに移り変わっているため、古民家には現代の家にはない良さが感じられるでしょう。
たとえば古民家には縁側、土間など現代の建築にはあまり取り入れられない間取りや、柱や梁を露出した工法が使われていることが多いです。
年月が経過して色味や質感に風合いが感じられる建材は魅力的でしょう。
また、現代の建物には整形された建材が使われますが、かつては曲がっているものや模様があるもの、角張っているものなど、規格外の素材も積極的に使われていました。
色合いや形、木目の不均一さに、風合いや魅力が感じられるでしょう。
古民家には、新築には生み出せない年月を経た味わいがあることが魅力です。
長く住み続けられる強度がある
古民家の中には築年数が100年を超えるものも存在し、そのため木材の劣化や強度について心配になるかもしれません。
しかし古民家の建材は、今手に入れようとすると高価なヒノキやケヤキなどが使われているものが多いことをご存じでしょうか。
希少な種類の建材や太く強固なものがふんだんに使われていて、建物をしっかりと支えています。
古民家で使用されている建材は強度がある場合が多いため、これからも長く住み続けられることが古民家の魅力だと言えるでしょう。
固定資産税が安くなる
固定資産税は築年数によって税額が決まるため、古い建物は固定資産税が安く、税金の負担が軽くなる点が魅力です。
不動産を購入するときは、土地や家の価格、リノベーションの費用以外にも、今後払い続ける維持管理費についても資金計画を立てる必要があるでしょう。
家を購入すると所有している不動産に応じて、固定資産税を払わなければなりません。
古民家は新築の家に比べて長期的に税額が抑えられるメリットがあります。
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古民家のリノベーションにかかる費用について
古民家をリノベーションするときに、多くの方が懸念される点は費用面ではないでしょうか。
古民家は耐震や断熱性能が現代の基準を満たしていない場合が多いため、耐震補強や断熱対策をおこなわなければなりません。
費用は施工内容や築年数、建物の規模によって大きく異なりますが、一般的な相場を把握しておくと家探しをスムーズに進めることができます。
費用相場や古民家をリノベーションした実例を見ていきましょう。
費用相場
古民家は、耐震や断熱などの性能面が現在の基準を満たしていないことが多いです。
そのため、旧耐震基準の建物を現在の耐震基準まで引き上げるために、最低でも150〜200万円は必要になるでしょう。
建築基準法の制限を満たすためのリノベーション費用以外に関しては、どの程度古民家の原型を生かし、どの程度新しくするかによって左右されます。
たとえば、設備や内装デザインを変える程度の工事内容であれば、500万円ほどが相場です。
一方で、古民家をスケルトン状態にしてから全体的にリノベーションする場合は、3,000万円以上の高額なケースになることも踏まえておきましょう。
建物の傷みが激しく修繕が必要だったり、設備を交換しなければいけなかったり、建物の品質によって費用は異なります。
ハウスメーカーがおこなった古民家のリノベーション費用に関する調査結果を見ていきましょう。
●501〜1,000万円 17.9%
●1,001〜1,500万円 15.4%
●1,501〜2,000万円 20.5%
2,000万円以上は減少傾向にありますが、3,000万円を超えたケースは15.4%となっていて、大掛かりなリノベーションをおこなうことも少なくありません。
古民家のリノベーションは、トータル費用の幅が大きいため、予算を明確にしておくと良いでしょう。
建物の品質や住み心地をどのくらい求めるかによっても、リノベーションの内容が異なります。
ご家族で優先順位をよく話し合って、計画を進めましょう。
古民家のリノベーションの実例
古民家の広さや築年数、工事内容によって、どのくらいの費用がかかるのか実例を見ていきましょう。
最初にご紹介するのは、築年数80年、施工面積は約73㎡の古民家で、費用は約2,000万円です。
そのまま使える建材はできるだけ残しながら、屋根や断熱に関してはしっかりと改善をおこなったケースです。
水回りは場所を一新し、家事や生活がしやすい動線になったため、快適な住環境に生まれ変わりました。
古民家は寒い印象があるかもしれませんが、こちらの家は冬でもストーブなしで生活できるようになったそうです。
断熱対策はしっかりおこなうと快適性が上がるでしょう。
続いてご紹介するのは、築年数約100年、施工面積は約52㎡の古民家で、費用は1,320万円です。
間取りを2LDKから3DKと変え、建物の構造体を組み直して耐震性と耐久性を徹底的に改善しました。
構造から改善することで、これからも安心して住み続けられるでしょう。
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古民家をリノベーションする際に使える補助金制度について
最後に古民家をリノベーションするときには忘れずに活用したい補助金制度についてご紹介します。
古民家再生は、空き家問題の解決策になるため、国や自治体は補助金という形で積極的に支援をおこなっています。
制度を活用することで費用が軽減するので、該当しているかどうか確認しましょう。
耐震リフォーム
多くの古民家において耐震性の強度が不十分であるため、耐震強化工事をおこなうことが一般的です。
自治体によって、耐震診断・補強計画・補強工事の各工程に対して補助金を受けられるので、内容を確認してみましょう。
ただし、自治体が設定している年間予算を超えてしまうと、条件を満たしていても補助が受けられない場合があるため、注意が必要です。
省エネリフォーム
太陽光発電パネルや省エネ給湯器などの設置をお考えの方は、省エネリフォームの補助金が受けられます。
省エネリフォームは、環境保護や生活費の節約にもつながるため、検討してみてはいかがでしょうか。
エコ住宅の設備である日射遮断や節水トイレ、高断熱浴槽など、さまざまなリフォームが該当します。
初期投資の費用は要りますが、将来的に考えるとコストパフォーマンスが良いと言えるでしょう。
バリアフリー化リフォーム
古民家をバリアフリーに対応した住宅にリノベーションする場合は、補助金が受けられます。
ただし、「要支援」または「要介護」と認定された方と同居することが条件であり、工事内容にも指定があるので、気を付けましょう。
たとえば、「出入り口を広くする」「手すりを付ける」「段差をなくす」などの工事項目が代表的です。
工事費用の上限を20万円までとし、9割の補助金が受けられるため、該当する場合は積極的に活用すると良いでしょう。
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まとめ
古民家には現代の建造物にはない魅力があり、落ち着きを感じる方も多いでしょう。
耐震性や快適性を考慮したリノベーションをおこなえば、これからも長く安心して暮らせるでしょう。
古民家をリノベーションする際は、各自治体でおこなっている補助金制度を活用しましょう。
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