うだるような暑さが続く6月。
7月、8月とまだまだ気温は上がっていきます。
気温が上がると、部屋の気温も上がり、室温が30度を超える事も。
今回は、夏頃にマイホームの購入を検討している方や、今後購入を検討している方に向けて、マイホームの暑さの原因と対策方法とは何かを紹介いたしますので、ぜひ参考にしてくださいね!
マイホームの暑さの原因とは
<熱が逃げない>
家の中が暑くなる1つ目の原因とは、入った熱が逃げないからです。
家は壁や屋根に囲まれており、入った熱が内部で溜まって熱がこもる事で外よりも暑くなります。
特に鉄筋コンクリート(RC造)の場合は昼間に熱をため、夜に放出するので一日中、家の中が暑い状態です。
他にも木造の場合、2階のお部屋なら1階から入ってきた熱が流れてきたり、直射日光を受けたりして室温が上がります。
すなわち、入ってきた熱を逃さない限り室温は下がりません。
<部屋の中で温度差がある>
2つ目の原因とは、部屋の中で温度に差がある事です。
冷房をつけた場合、冷たい空気は床に溜まっていき、屋根の熱が侵入する事で天井付近の温度は上がっていきます。
そのため部屋の中で、場合によっては5度以上の温度差になり、足元は冷え、頭は暑い状況を生んでしまいます。
集中力が高まる「頭寒足熱」の反対の事が体に起こるので、不快な思いをしてしまいます。
マイホームの暑さ対策とは
<サーキュレーターで空気を循環>
先ほどもお伝えしましたが、冷房をつけている場合、冷たい空気は床付近に溜まっていきます。
温度差で不快感を発生させないよう、サーキュレーターを使用して空気を循環させるのが良いでしょう。
置き方ですがエアコンの下に、上を向かせた状態のサーキュレーターを置き、冷たい空気を天井に送って室温を均一化させましょう。
また、サーキュレーターは扇風機と違って、強い風を一直線に発生させるので、扇風機よりも空気を循環させるのに向いています。
<窓から入る熱を減らす>
入った熱が逃げない事で室温があがるのであれば、熱を極力入れないように工夫する方法もあります。
外付けのブラインドやオーニングを取り付けて、窓を覆いましょう。
もう少し手軽にしたいなら、断熱シートや断熱フィルムをホームセンターなどで購入し、窓に貼る方法もあります。
他にもひさしやブラインド、すだれを使用して、窓からの日射を防ぐ方法もあります。
まとめ
総務省消防庁の資料によると、熱中症で搬送される方々の40%は部屋の中で、しかも昼間に加えて、夜間の寝室でも熱中症が発生する事が多いです。
「夜は昼間に比べて涼しいからエアコンを消しても大丈夫だろう」と思っている方が多いようですが、昼間に熱せられた天井や壁は、夜に部屋の空気を温めてしまいます。
そのため今回お話した対策方法で、一日中快適な状態を生み出し、皆さんのマイホームが住みやすくなれば幸いです。