姫路市と神戸市のベッドタウンとして人気の加古川市は、東播磨地方の中核都市です。
「児童館や図書館も利用しやすい」などと子育てファミリーにも人気の加古川市に住むことを考えると、どんな小学校があるのか気になりますね。
この記事では加古川市の野口小学校と野口南小学校をピックアップして、教育目標などを中心に校区も含めてご紹介します。
加古川市の野口小学校の教育目標と小学校の特徴
はじめに加古川市立野口小学校をご紹介します。
野口小学校は1873年、和暦では明治6年に設立された加古川市野口町野口にある公立の小学校で、150年近い歴史がある由緒正しい小学校です。
2019年度の生徒数は880名を超え、教職員の数も45名にものぼり、全学級数は31ある、加古川市内にある28の小学校のなかでも2番目に大きなマンモス校です。
そんな野口小学校は、学校目標に「『自主・自律』の心を育てる」を掲げ、心豊かに自ら学ぶ子の育成と、チャレンジしてともに助け合う「チーム野口」を目指した教育を行っています。
また野口小学校では、学校運営協議会を発足して、地域総がかりで子どもたちの教育を行っているのも特徴です。
「学校・家庭・地域」の横のつながりと、「学校園(保・幼・小・中)」の縦のつながりを結びつける「相互連携」を行うことにより、地域全体で学校を支えているそうです。
たとえば2019年には、4年生が校外学習で地元加古川市にあるクリーンセンターに出かけ、市のゴミ処理について詳しく学び、ゴミ問題を考えました。
他にも加古川市を水害から守る加古川大堰や、自分たちが飲む水を作り出している中西条浄水場の見学も行い、施設について詳しく学ぶことによって地域への理解を深めたそうです。
保護者の話によると、野口小学校では地域性を大切にしたイベントも多いそうなので、地域と連携した教育が野口小学校の大きな特徴と言えるでしょう。
加古川市の野口南小学校の教育目標と小学校の特徴
それでは続いて、加古川市の野口南小学校についてご紹介します。
野口南小学校は、野口町古大内にある公立の小学校で、1984年に野口小学校から分離する形で開校しました。
もともと田園地帯だった場所が校区の野口南小学校ですが、開校後は宅地化が進みどんどん児童数が増加したそうです。
一時期少子化の影響で児童数の減少も見られましたが、新しく宅地が造成されたのを受けて再度増加に転じました。
2019年の児童数は760人ほど、教職員の数は40名弱で、加古川市内では7番目に大きな小学校です。
そんな野口南小学校の教育目標は「心豊かにたくましく、自ら学び続ける南っ子の育成」で、子どもが行きたくなる学校、そして親が行かせたくなる学校作りを目指しています。
家庭や地域との連携を深めるために、学校支援ボランティアなどの地域の人材や環境の活用、そして学校行事やオープンスクールへの積極的な参加を保護者や地域の方々に促しているのも、野口南小学校の特徴です。
たとえば2019年には保護者の方々を教室に招いての給食試食会や、加古川市の農家の方々をゲストティーチャーとして迎え、市内の農業についての学習などを行ったそうですよ。
野口南小学校も、地域の方々に見守られて児童が育つ、「地域とともにある学校」と言えるでしょう。
<加古川市が学力を向上させるために行っていること>
ここで少しだけ、加古川市が子どもたちの学力を向上させるために行っている取り組みをご紹介します。
加古川市では、子どもたちの「知的好奇心」を育むため、「生活習慣」「食習慣」「読書習慣」そして「学習習慣」の4つの習慣作りが大切だと考えています。
家庭学習は大人に見守られている安心感のなかで身につけると、やがて自学自習できるようになると考えられているからです。
そのため加古川市では、家庭でも子どもたちの学力向上に協力してもらおうと「加古川の子どもたちの学びや育ちをつなぐ家庭学習の手引き」を作成しています。
学校での学習と家庭での学習が「両輪」となって、子どもの学力向上につなげることが、加古川市の大きな教育目標なのですね。
教育に力を入れている加古川市にある野口小学校と野口南小学校の校区
それではここから、加古川市の野口小学校と野口南小学校の校区をご紹介します。(2019年4月現在)
野口小学校も野口南小学校も加古川市立の小学校ですので、入学を希望する場合には対象となっている校区に住居があることが必要です。
<加古川市立野口小学校の校区>
尾上町 安田 一部
加古川町 北在家 一部
野口町 北野 一部
野口町 坂元
野口町 坂元北1丁目〜5丁目
野口町 野口 一部
野口町 良野
平岡町 新在家 一部
<加古川市立野口南小学校の校区>
尾上町 安田 一部
別府町 別府 一部
野口町 坂井 一部
野口町 長砂 一部
野口町 二屋 一部
野口町 古大内
まとめ
加古川市にある野口小学校と野口南小学校を、校区も含めてご紹介しました。
どちらの小学校も学校だけではなく、家庭や地域と協力して子どもたちを教育していることが特徴です。
加古川市でマイホームをお考えの際には、ぜひご参考にしてみてください。
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