近年、中古一戸建てを自分好みにリフォームする人が増えています。
新築よりリーズナブルに、自分にぴったりの家を作ることができる反面、家の選び方によってリフォームに制限が出てくることもあるのをご存知でしょうか?
今回は、中古一戸建てをリフォームしようと考えている方向けに、物件を選ぶ際の注意点と費用の流れについてご紹介します。
リフォームしやすい中古一戸建てとは?物件選びの注意点
リフォームする場合は、元の状態によって、かかる費用が変わってきます。
また、家の構造によっては、リフォームしづらい物件の場合もあるのです。
①2000年6月以降に建築申請が出された物件
2000年6月に、木造住宅の改正建築基準法が施行されました。
これ以前に建てられた物件は耐震性が低い家がほとんどであるため、今後住むことを考えると不安が残ります。
補強工事を行うことも可能ですが、その場合には100〜200万円ほどの費用がかかります。
2000年以降の物件を購入すればその必要はありません。
②梁と柱で構成された軸組工法の物件
リフォームする場合は、自分の好きな間取りにして、自分好みの家に仕上げたいものです。
しかし、壁で家を支えるタイプの作りや、鉄筋コンクリートの物件は、間取りの変更に制約が出る場合も少なくありません。
梁と柱で家を支える軸組工法なら、壁を取り払って間取りを大幅に変えることも可能です。
③耐震基準にこだわった大手ハウスメーカー物件
耐震を売りにしている大手ハウスメーカーが施行した物件の場合は、耐震性が強いものである場合が多いです。
リフォームの流れがスムーズになるためオススメです。
また、大手ハウスメーカーが施行した物件の場合は、2000年6月以前の物件であっても、耐震性をクリアしている物件も多いため、安心です。
中古一戸建てのリフォーム費用はどれくらい?
実際、リフォームをするにはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。
リフォームの金額にはかなり幅があり、どの程度手を入れるかによって変わってきます。
物件自体がまだ新しく、水回りの部分的なリフォームなら100万円ほどで済むでしょう。
また、間取りの変更やキッチンシステムの変更、水回りの大幅な変更がある場合は、300~500万円程度が目安です。
外装や屋根の変更、柱だけを残して一から作り直すとなると、1,000~1,500万円ほどの費用がかかります。
新しい物件を購入してリフォームを少なくするか、古くて安い物件を購入してリフォームに費用をかけるか、費用の流れを考える必要があります。
まとめ
リフォームをすることを前提に、中古一戸建てを買う場合は、リフォームしやすい物件を購入することがおすすめです。
また、耐震性の検査などは、安心して暮らすためにもリフォーム時に済ませておくと良いでしょう。
物件自体にお金をかけるか、リフォームにお金をかけるか、バランスよく費用を分けられるような工夫が必要です。
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