加古川市の訪れてみたいスポットとして「あかりの鹿児資料館」があります。
綿花の栽培が盛んだった加古川には、明治時代に木綿のランプ芯を製造販売したランプ屋がありました。
それが資料室となり、そのあと資料館となったのが「あかりの鹿児資料館」です。
「あかりの鹿児資料館」とはどういったものか、どのような作品が展示されているのかについてご紹介します。
加古川市のあかりの鹿児資料館とは?
加古川市にある、あかりの鹿児資料館とは、あかりの道具の収集や、「あかり」をテーマとしたさまざまな器具を展示している資料館です。
平成9年に財団認可された資料館では、江戸や明治時代に使われていた器具を見ることができます。
洋ランプや和ランプなど、あかりの歴史を知ることができると同時に、資料館には職人さんの手による工芸品も展示されています。
明治の文明開化時代の華やかな様子を感じ取ることができる資料館です。
江戸時代、電気がない時代にどのようにあかりをつくってきたか、その知恵と工夫に驚かされることもあるでしょう。
●所在地:兵庫県加古川市加古川町粟津803-1
●営業時間:10時~17時
●定休日:月曜日、祝日の翌日、夏期休暇・年末年始
●アクセス方法:神姫バス・かこバス「加古川簡易裁判所南」下車徒歩約1分
●駐車場:あり
加古川市のあかりの鹿児資料館に展示されている作品
所蔵作品には、卓上ランプや吊ランプ、座敷ランプなどのほか、提灯(ちょうちん)や吊灯籠(つりとうろう)などが展示されています。
提灯や灯籠などのデザインはモダンでおしゃれです。
現在でも使用したくなる魅力的な作品が展示されています。
「あかり」だけでなく、火おこし道具なども見ることができ、照明の歴史を感じられるでしょう。
また、書道や絵画、陶芸などの作品を楽しむこともできます。
10月には郷土玩具展として、芸能やお祭りで活躍するさまざまなお面が大集合し、観る人の目を楽しませていました。
2021年の夏には、涼やかなガラスランプを中心に展示、3月には「雪洞(ぼんぼり)と雛人形、干支の丑展」、過去には「竹のあかり展」や「花のランプ展」など、季節に合わせた展示会を開催しています。
随時、展覧会なども開催されているので、ご興味のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか。