一般的な住宅には基本的に廊下がありますよね。
ですが、なかには廊下のない間取りもあります。
廊下のない間取りにはどんなメリットがあるのか気になりませんか?
今回は、廊下のない間取りのメリットや作るためのポイントをご紹介いたします。
廊下のない間取りのメリット!スペースや動線に関するものが多い?
<動線が短い>
廊下がないということは、部屋同士がつながっているということですが、廊下を介して移動する必要性がなく、動線を短くできます。
廊下がある場合、すれ違う際に洗濯物などを運んでいる場合は、どちらかが譲らなければなりませんし、急いでいるときなどは特に、部屋から廊下に出てきた際にぶつかってしまう場合もありますよね。
そのような懸念が無くなるということは大きなメリットといえそうです。
<廊下がない分スペースを広く使える>
廊下がないということは、廊下のスペースを他の場所に使えます。
廊下のスペースを使い、収納スペースを広くしたり、LDKなどの部屋をその分広くしたりすることも可能です。
<廊下がない分コストを削減できる>
廊下を無くした場合は、その分のコストを削減できます。
ただ、廊下を無くした場合は他の生活に使う部分のパフォーマンスを向上する事が多いので、「生活部分のコストパフォーマンス」を向上させるという方が正しいかもしれません。
廊下のない間取りを作るためのポイント
<LDKや部屋を移動スペースにする>
廊下で移動するのではなく、LDKや部屋などを移動スペースにしましょう。
ただし、移動スペースを作る場合はLDKでくつろぐ方やキッチンで家事をおこなっている方の邪魔にならないようにするのが重要です。
例えば、テレビを見ている方の前を通る移動スペースを作ってしまうと、ケンカの原因になってしまうこともあります。
<階段の位置に注意>
廊下のない間取りにする際、階段の位置はとても重要です。
例えば、階段が家の端にある場合、2階にあがるのが面倒ですよね。
階段を家の真ん中付近にすることで、それぞれの部屋を経由することなく2階にあがれます。
<トイレの位置も注意>
トイレは基本的に廊下の途中にあることが多いですよね。
廊下がない場合、部屋を経由するので、トイレの位置はとても重要です。
LDKからトイレが見える事に、抵抗感を覚える方も少なくありません。
トイレを上手く配置するのは難しいかもしれませんが、そこをクリアしなければ廊下のない間取りは作れません。
例えばLDKの隣に独立洗面台を作り、左右にお風呂とトイレを設置するなどがおすすめの対策です。
洗面台のドアを開けていなければ、LDKからトイレが見えることはありませんし、キッチン近くに配置すれば水回りの工事もしやすくなります。
まとめ
廊下のない間取りはとても難しいですが、廊下のスペースを他のスペースに活用でき、便利な空間を作れます。
ですが、お風呂やトイレなどを上手く配置しないと、一般的な住宅よりも生活音が目立ってしまうことも。
部屋がつながっている分、それぞれのプライバシー保護が重要な課題になると思いますので、ご家族全員で入念に話し合うことをおすすめします。