マイホームなど、住宅の壁にモルタルという素材が使われていることがあります。
モルタルは知っていても、モルタルは何か、どんなメリットがあるのかを実際に説明できる方は少ないと思います。
今回はモルタルとはなにか、メリットとデメリットについて紹介いたします!
マイホームの外壁に使われるモルタルとは?コンクリートとの違い
モルタルとは、セメントと砂、水を混ぜペースト状にしたものです。
モルタルは、住宅の仕上げや仕上げ以外にもタイルやレンガをはる際の下地に使用するなど、用途が広い素材です。
コンクリートとの違いですが、見た目は似ていますが素材が違います。
モルタルはさきほど書いたように、セメントと砂、水を混ぜたもの、コンクリートはセメントと砂、砂利、水を混ぜたもので、砂利を含むか含まないかの違いです。
モルタルはスタッコ壁、リシン壁、吹き付けタイル壁、左官仕上げといった種類があります。
スタッコ壁は、モルタルで整えた壁にスタッコ材という塗料を吹き付けて仕上げるもので、表面に凹凸ができます。
リシン壁は、モルタルで整えた壁に砂目模様のように吹き付けて仕上げたもので、表面がポツポツとしています。
吹き付けタイル壁は、タイル材を吹き付けたものでランダムな凹凸ができます。
左官仕上げはその名の通り、左官仕上げで仕上げるもので表面をでこぼこにしたり、横線を引いたり、ウロコ状にしたりします。
マイホームの外壁に使われるモルタルのメリットとデメリット
モルタルのメリットですが、デザイン、耐久性、施工性の3つです。
モルタルは色を変えたり、表面の仕上げを変えたりでき、さまざまなデザインに仕上げられます。
耐久性も高く燃えにくい性質なので、耐火性能も高いですし、表面に塗装すれば耐水性も向上します。
また、材料もセメント、砂、水と少なく、使いたい分量のモルタルを現場で作れるので、施工性が高いです。
デメリットですが、ヒビと汚れやすさです。
モルタルは水を混ぜ合わせますが、性質上、乾燥してヒビが発生する場合があり、ヒビが発生すると、そのヒビから雨などの水分が入り込んでしまう恐れがあります。
モルタルは表面のでこぼこに汚れがたまりやすかったり、表面がマットなため汚れが雨で流れにくい事があります。
耐久性に問題がなくても、汚れのせいで外壁のリフォームをする方も居ます。
まとめ
今回は外壁に使われるモルタルについて解説いたしました。
便利でメリットの多いモルタルですが、デメリットも、もちろんあるのでマイホームを購入したり、建てたりする際にはきちんと調べる事をおすすめします。
今回の記事を参考にモルタルのメリットやデメリットを知ることで、皆さんの家づくりが納得のいくものになれば幸いです。