マイホームのリビングといえば、一階にあるものと思っていませんか?
近年家族が集まり時間を過ごすリビングを、二階に設置する人が増えてきています。
この記事では、マイホームのリビングを二階に設置するメリットとデメリットをご紹介します。
マイホームの2階にリビングを設置するメリット
リビングをマイホームの二階に設置するのには、3つのメリットがあります。
1つ目のメリットは、一般的に二階は一階よりも日当たりがよいことから、採光のいい明るいリビングにできることです。
一階は近隣の建物の陰などになり、午前中の早い時間や午後の遅い時間には日が当たらない家でも、二階は朝日も夕日も明るく差し込むことが多いのです。
2つ目のメリットは、二階は天井を高く取れ、また眺めもいいため、開放感のあるスペースにできることでしょう。
一階に比べると視界を遮るものが少ない場合が多く、さらに屋根の形を活かすような設計にすることで、広がりのあるリビングになります。
3つ目のメリットは、家族のプライバシーを守れることです。
リビングが一階の場合、通行人や近隣住民からの視線が気になりますが、二階であれば外部からの視線をあまり気にせず過ごせます。
もし隣家と隣接していて建っている場合でも、窓の位置をずらすように配慮すれば、お互い気にせず過ごせるでしょう。
マイホームの2階にリビングを設置するデメリット
一方、マイホームのリビングを二階に設置することには、デメリットも3つあります。
1つ目のデメリットは、なんといっても階段の上り下りが大変なことです。
リビングを二階に設置すると、必然的にキッチンやダイニングも二階に設けることになります。
そうすると、食べものや飲み物を購入したとき、それらをすべて二階まで持って上がらなくてはなりません。
また若い間は問題なくても、年をとってくると単純に階段の上り下りが負担になる可能性もあります。
2つ目のデメリットは、二階のリビングは夏場に気温が上がり、暑くなりやすいことです。
屋根に直射日光を浴びるうえ、暖かい空気が一階から流れてくることも考えられるため、断熱する、あるいは階段に扉をつけるなどの工夫が必要かもしれません。
3つ目のデメリットは、一階に個室を持つ家族の様子が分かりにくいことです。
子ども部屋を一階に設けた場合には、玄関からリビングを通らず直接個室に行けるため、帰宅したことや外出したことが把握できない可能性があるでしょう。
まとめ
マイホームの二階にリビングを設置すると、明るく開放感のあるスペースにできるなどのメリットがある一方、家族とのコミュニケーションが薄くなるなどのデメリットもあります。
家の立地やライフスタイルにあわせ、二階のリビングを検討してみてください。