2019年4月1日、同年5月1日からの元号が「令和」となることが発表されました。
新しい時代の始まりは、すぐ目の前です!
今回は気になる元号の移り変わりや、決め方のルールについてご紹介します。
元号はどのように決定されるの?
ひとりの天皇に対して、ひとつの時代の名称がつくことを一世一元といい、その時代の名称のことを元号、または年号といいます。
これは当時慶応4年だった1868年を、明治元年と改元した時に定められたものです。
昭和から平成に移った時は、昭和天皇が崩御された昭和64年(1989年)1月7日に、昭和から平成に改元することが決定し、翌日の1989年1月8日から平成元年となりました。
しかし時代は変わり、携帯電話やパソコンによってインターネットが普及した今、急な改元はネットワークに支障をきたし、国民の生活に影響を与えることが懸念されました。
したがって、今回は新元号の決定から改元まで、1か月の余裕を持たせたのです。
元号を決定する際のルールって?
新元号である「令和」は、以下のようなルールに沿って決定しました。
・国民の理想としてふさわしいような良い意味を持っていること
・漢字2文字であること
・書きやすいこと
・読みやすいこと
・今までに元号、またはおくり名として使用されていないこと
・俗用されていないこと
また、アルファベット表記した際の頭文字が、明治(M)・大正(T)・昭和(S)・平成(H)以外から始まる漢字にするといわれていました。
「令和」という新元号は、決定するまでにさまざまなルールを重視した上で考えられたものなのです。
なお、今回発表された「令和」は、日本最古の和歌集である万葉集を典拠とし、「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」という意味が込められているようです。
新元号が決定!でも公的文書には西暦と和暦のどちらを記載する?
ところで、皆さんが書類を記入する際、西暦と和暦(元号)のどちらを書くべきか悩んだことはありませんか?
役所へ提出する書類、あるいは役所から発行される公的文書などは、元号で表記されたものが多いですよね。
ただ、日本には元号に関する法律(元号法)があるものの、この中には「公的文書に記載する年号の表記を和暦にしなければならない」という決まりがありません。
そのため、政府は今回の改元においても、西暦と和暦を併記させたり、あるいは西暦表記に統一したりすることを義務付けないとのことです。
ちょっと混乱するポイントではありますが、明確なルールがないということは、私たちが公的文書の申請時に西暦で書いて提出しても特に問題はないのでご安心ください。
まとめ
いかがでしたか?
今回は気になる元号の移り変わりや、決め方のルールなどについてご紹介しました。
ルールは細かく決まっていますが、いつの時代でも使われる漢字には、国民の平和や国の発展の想いが込められています。
いよいよ改元が行われ、「令和」という時代が始まります。
どのような時代になっていくのか、今からとても楽しみですね。
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