庭のある住宅と言えば一戸建てのイメージが強いものの、近年では専用庭が付いているマンションも増えてきました。
専用庭があればガーデニングなどの趣味が楽しめますが、マンションの専用庭にはデメリットも存在するため注意が必要です。
この記事では、専用庭付きの中古マンションを購入する前に知っておきたいメリット・デメリットをご紹介します。
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中古マンションの購入前に要チェック!マンションの専用庭とは?
マンションの専用庭とは、マンションの所有者だけが使用できる庭のことです。
主に1階の住戸に作られることが多いものの、傾斜地に建つマンションの場合は2階に専用庭が付いているケースもまれにあります。
専用庭の造りはマンションごとに異なり、芝生が生えているものや駐車スペースとして利用できるものなどさまざまです。
専用庭でやりたいことが決まっている場合は、その用途に適した造りになっているかどうかを確認しましょう。
専用庭は共用部分にあたる
マンションには、区分所有者が単独で所有している専有部分と、区分所有者全体で所有している共用部分の2つがあります。
専用庭は所有者だけが使用できるため、専有部分に該当するとお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、専用庭は専有部分には該当せず共用部分にあたります。
専用庭が共用部分にあたるのは、バルコニーと同様、火事などの非常時に避難経路として使用されるからです。
そのため、ある程度自由に使用できるものの、管理規約などで定められているルールに従わなければなりません。
また、共用部分であっても、日常的な清掃や管理は所有者がおこなう必要があります。
使用料がかかるのが一般的
専用庭がある物件では、使用料がかかるケースが一般的です。
マンションによっては共益費や管理費に含まれているケースもあるため、中古マンションの購入前に確認しておきましょう。
使用料は、専用庭の面積1㎥あたり月額35円前後のマンションが多いようです。
月額の使用料は数百円から1,000円程度のケースがほとんどですが、実際に専用庭を使用しているかどうかに関わらず費用がかかる点に注意しましょう。
もし専用庭を使わない場合でも、専用庭が付いている中古マンションを購入したら、毎月使用料を払わなければなりません。
専用庭が付いている中古マンションを購入するかどうか悩んでいる場合は、庭を使用するかどうかを検討することをおすすめします。
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専用庭が付いている中古マンションを購入するメリット
専用庭が付いているマンションには、さまざまなメリットがあります。
大きめの洗濯物が干せる
専用庭のメリットの1つが、布団やカーペットなどの大きな洗濯物が干せることです。
マンションでは、洗濯物の落下によるトラブルを防止するため、バルコニーの壁や手すりなどに洗濯物を干すことを禁止しているケースも見られます。
このような制限があるマンションで大きめの布製品を洗濯する際には、乾燥機で対応するか室内干しなどの方法で干さなければなりません。
それに対して、専用庭なら洗濯物が落下する心配がないため、物干し竿を設置して大きな洗濯物を干せます。
マンションでは干しにくい大きな洗濯物も外に干せるうえに、一度にたくさんの洗濯物を干せるのもメリットです。
家族の人数が多いご家庭や、お子さまの習い事などで洗濯物が多いご家庭でも、専用庭があれば洗濯物を干すスペースには困らないでしょう。
ガーデニングやレジャーが楽しめる
専用庭があれば、ガーデニングやレジャーなどをのびのびと楽しめます。
マンションのバルコニーより広いスペースを確保できるので、より自由度の高い使い方ができるでしょう。
スペースを気にせずに家庭菜園をしたり、テントを張ってキャンプを楽しんだりと、活用方法はさまざまです。
テレワーク中の方であれば、晴れた日に机と椅子を置いて専用庭で仕事をすると良い気分転換になるでしょう。
物件によっては防水コンセントや散水栓などが付いているケースもあるので、設備によっては活用方法の幅がより広がります。
夏はプールを設置して水遊び、冬は雪だるま作りと、季節で遊び方を変えることもできます。
また、専用庭であれば、周囲の目を気にせずご自宅でアウトドアを満喫できるのもメリットです。
目的地やそこに向かう道路の混雑状況なども気にすることなく、ご自宅で気軽に特別感を味わえるでしょう。
低価格で購入できることが多い
専用庭のある住戸は、同じマンション内のほかの階にある住戸より低価格で購入できることが多いのもメリットです。
中古マンションの売却価格は、上の階になればなるほど高価になるのが一般的です。
したがって、1階にあることが多い専用庭付きの住戸は、同じマンション内の2階以上にある住戸より安く購入できる可能性が高くなります。
専用庭の維持管理費を払う必要はあるものの、購入時の価格を抑えられるのは大きなメリットだと言えます。
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専用庭が付いている中古マンションを購入するデメリット・注意点
専用庭付きの中古マンションにはさまざまなメリットがある一方、デメリットや注意点も存在します。
中古マンションの購入後に後悔しないためにも、メリットだけでなくデメリットや注意点も把握しておきましょう。
近隣住民への配慮が求められる
マンションの専用庭を使う際には、近隣住民への配慮が求められます。
前述のとおり、マンションの専用庭では何をしても良いわけではありません。
とくに、近隣の迷惑になるような騒音やにおい、煙などには十分注意しましょう。
また、管理規約で禁止事項が設けられている場合は、それに従う必要もあります。
ルールを守り、近隣住民に迷惑をかけないように気を付けながら使用しましょう。
上層階から物が落ちてくる可能性がある
専用庭には、上層階から物が落ちてくるリスクがあります。
風で飛ばされてきた洗濯物や洗濯ばさみのほか、タバコの吸い殻などのゴミが落ちてくるおそれがあるのもデメリットです。
軽いものであれば安全上の問題はないものの、大きめのおもちゃなど質量のあるものが落下してきた場合はけがをするおそれがあります。
また、道路を歩いている通行人から見えない構造になっている専用庭でも、上層階に住んでいる住人からは見られる可能性がある点にも注意が必要です。
これらのデメリットを解消するには、専用庭にパラソルや日よけなどを使うと良いでしょう。
お子さまを専用庭で遊ばせる際にも、落下物がある可能性を考慮し、安全に過ごせるように対策することが重要です。
防犯対策が必要
マンションの低層階は高層階よりも不審者が侵入しやすい環境なので、専用庭が付いている住戸では防犯対策が必要です。
マンションの専用庭は、塀や生け垣などを設置して外部から見えにくい環境にしているものが多くあります。
専用庭を利用する際のプライバシーを守るために重要な工夫ですが、もし不審者が専用庭に侵入しても外からわかりにくいのがデメリットです。
マンションによっては専用庭への侵入を防止するためのセンサーライトを設置しているケースもありますが、ご自身でも防犯対策をしておくと安心です。
踏むと音が鳴る防犯砂利を敷く、防犯ライトを設置するなど、専用庭の防犯対策を忘れずにおこないましょう。
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まとめ
所有者だけが使用できるマンションの専用庭は、ガーデニングやレジャーなど、ご家族でさまざまなアウトドアが楽しめるのがメリットです。
しかし、専用庭は規約で禁止されている事項があるなどの注意点も存在するため、専用庭の付いた中古マンションを購入する前にしっかり確認しておきましょう。
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