
自宅に住み続けながら資金調達ができるリースバックを検討しているものの、自宅が利用条件を満たしているか不安を感じてはいませんか。
実は、すべての物件で利用できるわけではなく、建物の状態や権利関係、土地の条件によっては断られてしまうケースも少なくありません。
本記事では、リースバックができない物件の主な特徴や土地に原因があるケース、さらに契約前に知っておきたい注意点について解説します。
事前に審査落ちのリスクを回避し、スムーズに手続きを進めたい方は、ぜひご参考にしてください。
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リースバックができない物件の特徴

リースバックを検討する際は、どのような条件で審査が進みづらい可能性があるのか、その基準を把握しておくことが重要です。
まずは、リースバックができない物件の特徴について、解説していきます。
共有持分のリスク
共有持分とは、1つの不動産を夫婦や親子などで共同所有している状態を指し、売却には原則として共有者全員の同意が必要です。
民法の規定により合意がそろわないと手続きを進められないため、連絡が取れない共有者がいると話し合いが長引くこともあります。
そのため、あらかじめ名義人を整理し、全員の連絡先を確認したうえで売却の意向を共有しておくことが大切です。
また、持分のみを売る方法もありますが、買主が自由に使いにくいなどの理由から、条件が限られやすい点には注意が必要です。
家賃の分配や修繕費の負担などは書面で合意内容を残し、共有者全員で方向性をそろえておくと、手続きも進めやすくなります。
瑕疵がある物件の課題
不動産の瑕疵には、雨漏りやシロアリ被害といった物理的な不具合だけでなく、心理的・法的な懸念も含まれます。
物理的な不具合がある場合は、将来の修繕費を見込んで価格に反映されることが多く、心理的な事情も告知が必要なため、丁寧な説明が欠かせません。
また、境界未確定や越境などの法的課題があると、近隣との調整に時間がかかることもあります。
そのため、契約条件を整理し、点検結果や修繕履歴をそろえて現状を正確に伝えることが大切です。
事前にホームインスペクションを活用して、状況を把握しておけば、対応の計画も立てやすくなります。
既存不適格の評価基準
既存不適格物件とは、建築当時は適法であったものの、法改正などにより、現行の基準に合わなくなった建物のことです。
たとえば、道路に接する条件を満たしていないために再建築ができない場合、担保評価に影響することがあります。
金融機関は融資の際、再建築の可否や法令の適合性を重視するため、次の買主がローンを利用しづらくなる可能性があるのです。
その結果、現金で購入できる投資家の方などに売却先が絞られる点が、検討材料の1つとなります。
また、増築によって建ぺい率や容積率を超過している場合も、是正の必要性を含めて慎重に扱われる傾向があります。
図面や検査済証の有無を確認し、行政窓口で再建築の条件を整理しておくと、次の相談がよりスムーズに進むでしょう。
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建物ではなく土地が原因のケース

前章では、リースバックができない物件の特徴について触れましたが、物件が建っている場所の条件が原因になることもあります。
ここでは、土地の権利関係や区域区分が原因で、リースバックの利用が難しくなるケースについて解説します。
借地権付き土地の制限
借地権付き土地は、地主から土地を借りて建物を所有する形態であり、毎月の地代が発生します。
そのため、リースバックで建物を売却する場合は借地権の譲渡が必要となり、原則として地主の承諾を得なければなりません。
実際の手続きでは、契約書に定められた譲渡条件を確認し、承諾料や名義変更の有無を整理することが重要です。
借地借家法は借地人を保護する法律ですが、具体的な取り扱いは契約内容に左右されるため、条項の確認が欠かせません。
なお、地主が新たな契約相手や利用目的を把握したいと考えるのは自然なことのため、説明資料を用意して丁寧に対応すると、話し合いが進みやすくなります。
日頃から地代を滞りなく支払い、更新条件や契約内容を整理しておくことで信頼関係を保ちやすく、手続きも落ち着いて進められます。
市街化調整区域の評価
市街化調整区域は、都市計画の中で開発を抑えるエリアとされており、原則として新たな建築が制限されています。
そのため、将来の活用方法が限られる可能性があり、住宅ローンの審査でも慎重に見られることがあります。
リースバックを検討する場合も同様で、会社側は将来の売却や活用を見据えて、再建築の可否や許可の条件を確認することが多いです。
ただし、すでに適法に建てられた住宅であれば、建築確認や検査済証といった書類がそろっていることで、評価につながりやすくなります。
さらに、上下水道や道路などのインフラが整っていれば、実際の利用イメージが描きやすくなります。
増改築をしている場合は、当時の許可内容と現状が合っているかを整理し、説明できるように準備しておきましょう。
また、自治体の窓口で建て替えや用途変更の可能性を確認し、地域事情に詳しい不動産会社と連携すれば、全体の流れもつかみやすくなります。
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契約前に把握しておきたいリースバックの注意点

ここまで、原因が建物ではなく土地にあるケースを見ましたが、無事に契約できる場合であっても、将来的なリスク管理は欠かせません。
最後に、後悔しないためにおさえておきたい、リースバックの注意点について解説していきます。
親族間トラブルの回避
リースバックは売却後も住み続けられる仕組みですが、名義や相続に関わるため、家族への共有が欠かせません。
相続人となる方が売却を知らないままだと、将来の資産に対する認識に差が生まれるおそれがあります。
また、同居家族がいる場合は、家賃の負担や契約者を誰にするかで考えが分かれることもあります。
そのため、売却の理由や今後の住まい方を説明し、賃貸借契約の内容を一緒に確認しておくことが大切です。
賃料の支払い方法や退去時の方針まで話し合い、必要に応じて専門家の力を借りて整理しておくと、トラブルを防ぎやすくなります。
売却価格と相場の乖離
リースバックの売却価格は、一般的な市場価格とは異なる基準で算出されることがあるため、仕組みを理解しておくことが大切です。
買主は将来の維持管理費や修繕費、想定家賃とのバランスを見て価格を決めるため、相場と差が出る場合があります。
手元に残る資金が変われば、住宅ローンの完済計画やその後の生活設計にも影響するため、事前のシミュレーションが欠かせません。
一般的に、売却価格は市場価格の2~4割ほど低くなる傾向があるため、家賃と生活費のバランスを見直し、固定費の調整も含めて月々の負担を整えましょう。
将来的に買戻しを検討している場合は、資金準備まで含めて長期的な計画を立てておくと安心です。
借家契約形態の違い
売却後に締結する賃貸借契約には、「定期借家契約」と「普通借家契約」の2種類があります。
定期借家契約は、契約期間が満了すると原則として契約が終了する形態であり、再契約には合意が必要です。
一方の普通借家契約は、借主の方の居住権が手厚く守られており、正当な事由がない限り更新されやすいという特徴があります。
まずは、ご自身がどのくらいの期間住み続けたいかを明確にし、契約の種類や期間、再契約の条件を確認しておきましょう。
また、定期借家契約の場合は終了通知の手続きが定められているため、その時期や方法も契約書でチェックしておくことが大切です。
どちらの契約を選ぶにしても、修繕負担の範囲や退去時の原状回復についての取り決めを確認し、ライフプランに合わせて選択することが重要です。
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まとめ
リースバックの審査では、共有者の同意が必要な物件や不具合のある建物、既存不適格物件は評価が厳しくなる傾向があります。
借地権で地主の承諾が必要な場合や、再建築が制限される市街化調整区域など、土地条件によっては利用が難しくなることもあります。
後悔を避けるには、親族間の合意や価格の仕組み、賃貸借契約の種類を理解し、長期的な視点で計画を立てることが重要です。
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輝広
加古川市を中心に地域に根ざした親身で誠実なサポートを心がけています。
マイホームの購入は人生で大きな決断であり、そして信頼できる不動産会社を選ぶのも大きな決断の一つ。
だからこそ、お客様の理想の住まいを見つけるために、丁寧で的確な情報提供を信条としています。
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