
マイホームを建てる目的で土地の購入を検討しているのなら、どのくらいの広さでどの程度の家を建てられるのかを事前に把握しておくことが大切です。
購入してからの後悔を防ぐためにも、土地の広さによって建てられる家の間取りを把握しておきましょう。
そこで今回は、20坪・30坪・40坪の土地に建てられる家の間取りについて、それぞれ解説します。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
加古川市の売買土地一覧へ進む
20坪の土地に建てられる家の広さや間取り

20坪の土地は、都心の住宅地でよく見られる狭小地に該当します。
限られた土地面積でどのような家が建てられるのかについて、具体的に見ていきましょう。
20坪の土地で建てられる狭小住宅の可能性
20坪は約66㎡の広さで、間口や形状によっては狭く感じるかもしれません。
しかし、都市部を中心に、個性豊かな狭小住宅が建てられています。
限られた土地を活用するため、間取りの工夫や縦方向への空間設計が重視されるのが特徴です。
たとえば、建ぺい率60%、容積率200%のエリアだと、建築可能な延床面積は約40坪(132㎡)となります。
これをフルに活用すれば、家族3〜4人が十分に暮らせるスペースを確保することも可能です。
3階建ての家で叶える快適な暮らし
20坪の限られた土地でも、3階建てにすると、LDKや個室、収納スペースをしっかり確保できます。
たとえば、1階に駐車場や玄関・収納スペース・水回りスペース、2階にLDK、3階に寝室や子ども部屋といったレイアウトの実現が可能です。
狭小地でも快適なマイホームを実現したい方は、設計士やハウスメーカーなどと綿密な打合せを重ねて、土地の条件を活かす工夫をしましょう。
20坪の土地に3階建ての家を建てるときの注意点
20坪の広さの土地に3階建ての家を建てたいのなら、容積率に注目することが欠かせません。
容積率が高いほど高層階の家を建てられるため、3階建ての家を建てたいなら、少なくとも容積率が150%以上のエリアを選択しましょう。
また、斜線制限などの影響を受けて、屋根の形状を斜めにしなければならないケースもあります。
すると、上階の部屋の天井高を確保できずに狭苦しく感じるかもしれないので、土地を購入する前にはどのような制限があるかも、しっかりとチェックしておきたいところです。
▼この記事も読まれています
土地探しの流れ!事前準備とその方法や失敗しないコツをご紹介
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
加古川市の売買土地一覧へ進む
30坪の土地に建てられる家の広さや間取り

30坪の土地は、郊外や住宅街でもっとも標準的な広さです。
ここでは、30坪の土地の広さで、どのような家を建てられるのかについて解説します。
4人家族が住む2階建ての家を実現
30坪の広さは、約99㎡です。
十分な広さがあるため、30坪の土地に家を建てるなら、2階建てにするケースが一般的です。
建ぺい率・容積率にもよりますが、30坪の土地でも、4LDK(4つの居室+リビングダイニングキッチン)や和室付きのプランを十分実現できます。
たとえば、1階にLDKと水回りスペース、2階に主寝室・子ども部屋・書斎やゲストルームなど、ライフスタイルに合わせて柔軟な設計が可能です。
収納も、ウォークインクローゼットやパントリー、床下収納、ロフトなどを取り入れれば、家族全員の荷物をしっかり収められます。
また、在宅ワークや趣味のスペースを作る余裕も生まれ、将来的なリフォームや増改築にも対応しやすいのが30坪の魅力です。
駐車場や庭スペースも確保しやすい
30坪の土地では、駐車場1台分や小さな庭・ウッドデッキも確保できます。
家の配置や外構デザインを工夫すれば、自転車置き場、植栽スペースなども設けやすく、暮らしにゆとりを持たせられます。
駐車場が必須のご家庭や、休日に家族でガーデニングを楽しみたい方にも、30坪はバランスの良い広さです。
30坪の土地でできる間取りの工夫
30坪の土地に建てる家での生活をより快適にしたいなら、2階にリビングを持ってくるのも一案です。
周囲が家に囲まれていて、日当たりや風とおしが悪いときにも、2階にリビングを設けると光や風を存分に取り入れられるようになります。
外からリビングをのぞかれにくくなり、プライバシーを守れる点も2階リビングの利点です。
あわせて、キッチンや洗面所、バルコニーなどの水回りスペースも2階にまとめると、家事動線がスムーズになってより暮らしやすくなります。
室内に開放感を持たせたいのなら、吹き抜けや勾配天井を取り入れるのがおすすめです。
縦方向に広がりを持たせると、より開放的な空間を演出できます。
また、勾配天井部分に天窓を設置すると、光を取り込みやすくなってより明るい部屋を実現可能です。
容積率が厳しいときには、スキップフロアの導入を検討しましょう。
天井高が1.4m以下のスキップフロアは、建築基準法上床面積にカウントされないため、容積率に余裕がないときでも縦空間が広がり、家を広くできます。
▼この記事も読まれています
土地だけ先に購入!メリット・デメリットと注意点を解説
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
加古川市の売買土地一覧へ進む
40坪の土地に建てられる家の広さや間取り

土地の広さが40坪あれば、比較的イメージどおりの家を実現可能です。
ここでは、40坪の土地の広さに建てられる家の間取りについて解説します。
標準的な4人家族ならゆとりある間取りが可能
40坪は、約132㎡とゆとりのある土地面積で、標準的な4人家族が快適に暮らせる2階建ての家を建築できます。
リビングダイニングを広く取り、吹き抜けや大きな窓を採用すれば、開放感あふれる空間を実現することも可能です。
また、子ども部屋や趣味の部屋、客間など、多目的なスペースを作りやすいのも特徴です。
家族の成長やライフスタイルの変化にも柔軟に対応できるため、将来を見据えた家作りがしやすくなります。
駐車場2台分や庭も確保できる
40坪の土地なら、駐車場を2台分確保したり、広めの庭やウッドデッキ、テラス、家庭菜園のスペースを設けたりすることも可能です。
車を複数台所有しているご家庭や、アウトドア好きのご家族におすすめできる土地の広さです。
また、ペットの遊び場や子どものプール、バーベキューコーナーなど、家族みんなが楽しめる屋外空間を作れるのは、大きなメリットといえます。
土地の購入費用と家の建築費用のバランスに注意
土地の広さが40坪あると、その分購入費用も高くかかる点に注意が必要です。
住宅金融支援機構の「2023年度【フラット35】利用者調査」によると、注文住宅建築者の土地取得費の平均は、全国で1坪約23万8,400円でした。
地域別に見ると、東海圏では1坪約19万8,400円であったのに対し、近畿圏では1坪約37万6,600円、首都圏では1坪約47万300円と倍以上となっています。
同じ40坪でも、東海圏では約800万円で購入できるのに対し、首都圏では約1,880万円もかかる点は見逃せません。
家の建築資金のうち、土地の購入費用の割合が大きくなると、希望の家を建築できなくなる可能性があります。
そのため、土地を購入するときには、家の建築代も含めて資金計画を立てることが大切です。
予算オーバーとなる事態を防ぎたいのなら、土地探しからサポートしてくれるハウスメーカーや建築会社などに相談することがポイントです。
また、自分たちの収入に応じた適切な資金計画を立てたいなら、ファイナンシャルプランナーなど金融の専門家に相談してみましょう。
▼この記事も読まれています
土地を売却するときに地中埋設物は影響する?調査や撤去の方法をご紹介
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
加古川市の売買土地一覧へ進む
まとめ
土地の広さが20坪でも、3階建てにするなど設計の工夫によっては、家族が快適に暮らせる家を建築できます。
土地の広さが30坪あれば、家族4人で暮らす2階建ての家を建築できますが、ゆとりを持った生活を送りたいなら40坪以上の土地がおすすめです。
また、土地から購入して家を建てるときには、土地の購入費用と家の建築費用のバランスを考えることも大切です。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
加古川市の売買土地一覧へ進む
目次

輝広
加古川市を中心に地域に根ざした親身で誠実なサポートを心がけています。
マイホームの購入は人生で大きな決断であり、そして信頼できる不動産会社を選ぶのも大きな決断の一つ。
だからこそ、お客様の理想の住まいを見つけるために、丁寧で的確な情報提供を信条としています。
■強み
・加古川市、明石市、高砂市、稲美町、播磨町、姫路市エリアに特化した地域密着型のサービス
・土地 / マンション / 戸建てなど幅広い仲介実績
■事業
・売買物件(戸建て / マンション / アパート / 土地)
