不動産の固定資産税は年4回に分けて支払うのが一般的ですが、納税漏れが心配ですよね。
そこで今回は、不動産の固定資産税を一括払いするメリット・デメリットや固定資産税の支払方法を解説します。
これから不動産を購入予定の方は、ぜひご参考になさってください。
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固定資産税の支払い時期と一括払いにするメリット
不動産を購入すると、その不動産の評価額に応じて固定資産税が課されます。
固定資産税を支払う義務があるのは、毎年1月1日の時点で土地や建物(家屋)を所有し、その所有者として市町村の固定資産台帳に名前が登録されている方です。
つまり、1月1日に土地や建物を持っていると、その年の固定資産税を支払う必要があります。
一括払いとは、1年分の固定資産税を一度に支払う方法です。
固定資産税を一括払いする際は、納付書に記載されている第1期の期限までに全額を納付する必要があります。
第四期にまとめて支払うことはできないため、ご注意ください。
分割払いの場合
分割払いの場合は、納付書に記載された金額を、定められた期限までに順次支払っていきます。
地域によって期限が異なるため、具体的な支払い時期はお住まいの自治体に確認しましょう。
参考として、兵庫県加古川市の固定資産税・都市計画税の納期は、5月、7月、12月、2月の年4回です。
納税通知書は、5月中旬に発送されます。
兵庫県加古川市の令和6年度の納付期限は、以下のとおりです。
●第1期:令和6年5月31日
●第2期:令和6年7月31日
●第3期:令和6年12月25日
●第4期:令和7年2月28日
納付期限は、納付書で確認することが可能です。
自治体によっては、納税通知書に1年分一括払い用の納付書が同封されていることもあります。
一括払いのメリット
固定資産税の支払方法の選択は、個々の状況や好みによって異なります。
しかし、一括払いのメリットを理解すると、より効率的な資産管理が可能になるでしょう。
固定資産税を一括払いするメリットは、以下の3つです。
●手続きの簡素化
●納付忘れのリスク低減
●心理的負担の軽減
年に一度の支払いで完了するため、以降の支払い手続きが不要となり、時間と労力を節約できます。
また、4回の支払い機会があるとうっかり忘れてしまうリスクがありますが、一括払いなら、そのような心配が解消されます。
その年の納税義務を一度に果たすと、精神的なストレスからも解放されるでしょう。
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固定資産税を一括払いするデメリットとは?
固定資産税の一括払いにはメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。
一括払いを選択する際に考慮すべき主なデメリットは、以下のとおりです。
①第1期の納付期限内に支払う必要がある
固定資産税を一括払いする際は、第1期の納付期限内に支払わなければなりません。
第1期の納付期限以降に支払うと延滞金が発生することがあるため、注意が必要です。
第1期の納付期限は自治体によって異なりますが、一般的に4月~6月頃です。
子どもの入学や引っ越しなどのライフイベントの時期と被ると出費が増えるため、負担に感じるでしょう。
②まとまったお金が必要
固定資産税の年間納付額は、物件の評価額や所在地によって大きく異なります。
所有する固定資産の評価額(課税標準額)に標準税率となる1.4%を掛けて算出しますが、税率は自治体によって1.5%や1.6%などと異なる場合があるためです。
課税標準額が高いほど固定資産税も高くなり、年間の固定資産税が十数万円から数十万円におよぶケースも少なくありません。
手元の資金に余裕がない場合、一括払いは家計にとって相当な負担となる可能性があります。
そのため、固定資産税の一括払いを選択する場合、以下のような計画的な資金管理が必要となります。
●一括払いの期日を見据えた事前の貯蓄
●娯楽費や通信費、食費などの見直しによる支出削減
●臨時収入や賞与の計画的な活用
このような調整をおこなうと、一括払いに必要な資金を確保することが可能です。
③割引制度の不在
社会保険料(年金や健康保険など)の場合、一括払いを選択すると一定の割引が適用される制度があります。
しかし、固定資産税に関しては、そのような割引制度は現在設けられていません。
つまり、分割払いと一括払いで支払う総額に差はなく、金銭的なインセンティブはありません。
一括払いを選択する際は、この点を十分に認識しておく必要があります。
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固定資産税の支払方法とは?
固定資産税の納付方法は、近年大きく変化しています。
従来は各自治体の窓口や金融機関での現金払いが主流でしたが、最近では自治体の積極的な推進もあり、キャッシュレス決済の普及が進んでいます。
固定資産税の主な支払方法は、以下の3つです。
①現金で納付
現金で納付する最大の利点は、その簡便性にあります。
口座振替などと異なり、事前の申請手続きが一切不要です。
毎年4月から6月頃に送付される納付書を持参するだけで、手数料なしで支払いが可能です。
また、窓口で支払うと、その場で領収証書や納税証明書も取得することができます。
そのため、現金納付は納税証明書が必要な場合などに便利です。
②クレジットカードで納付
近年、多くの自治体が固定資産税のクレジットカード納付に対応しています。
クレジットカード納付の手順は、以下のとおりです。
●各自治体のウェブサイトにアクセス
●クレジットカード納付に関する説明ページを確認
●提供されている納税専用サイトへのリンクをクリック
●画面の指示にしたがって、必要事項を入力
この一連の流れにより、簡便かつ迅速に固定資産税を納付することが可能となります。
クレジットカードでの支払方法には、以下のようなメリットがあります。
●ポイント還元
●支払い方法の柔軟性
●時間や場所の制約からの解放
利用するクレジットカードに応じて、支払額に対するポイントが付与されます。
また、一括払いだけでなく、分割払いなど、多様な支払方法の選択が可能です。
さらに、インターネット環境があれば、24時間365日、どこからでも納付が可能です。
注意点として、クレジットカード納付を利用する場合、一定の手数料が課される点にご留意ください。
また、支払い処理が完了し、自治体側で確認されるまでに若干の時間を要する場合があります。
このように、クレジットカードによる固定資産税の納付は、利便性が高い一方で、手数料や支払い管理の面で注意が必要です。
ご自身の経済状況や生活スタイルに応じて、最適な支払い方法を選択することが重要です。
③スマートフォン決済で納付
近年、スマートフォン決済アプリを利用した固定資産税の納付も可能になっています。
スマートフォン決済アプリを利用する場合、以下の2つの支払方法から選択が可能です。
●アプリに登録したクレジットカードからの支払い
●各種電子マネーからの支払い
電子マネーによる固定資産税の納付は、その手軽さから人気が高まっています。
電子マネーの種類によっては、支払い時にポイントが付与されるなどの特典がある場合もあります。
しかし、残高管理やチャージの手間など、従来の支払い方法とは異なる点に注意が必要です。
電子マネーで固定資産税を納付する際は、事前に残高が十分であることを確認しましょう。
残高不足の場合、納税手続きを完了することができません。
残高が不足している場合は、チャージ後に改めて電子マネーでの支払い手続きをおこなう必要があります。
残高へのチャージ方法は、各スマートフォン決済アプリによって異なります。
詳細については、ご利用のアプリ事業者のホームページでご確認ください。
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まとめ
固定資産税の一括払いは、納付忘れを防ぎ、手間や心理的負担が軽減するメリットがあります。
一方で、第1期の納付期限内にまとまったお金が必要となり、一括払いによる割引制度のない点がデメリットです。
固定資産税の支払方法は、現金納付、クレジットカード納付、スマートフォン決済による納付の3つです。
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輝広 メディア編集部
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