中古マンションの購入をご検討中の方のなかには、駐車場の有無を選ぶ際のポイントにしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
駐車場のあるマンションなら安心と思われがちですが、実は中古マンションでは駐車場に関するトラブルが起こる可能性もあるため注意が必要です。
この記事では、マンションの駐車場の種類や契約方法など、中古マンションのご購入前に知っておきたい情報をご紹介します。
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中古マンションの購入時には駐車場の利用状況の確認が必要?
駐車場付きの中古マンションを購入すれば、当然駐車場が利用できるとお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、中古マンションを買えば駐車場が使えるわけではなく、利用したい場合は事前の確認が必要です。
中古マンションのご購入の際には駐車場についての注意点も知っておきましょう。
駐車場は必ず使えるわけではない
駐車場のある中古マンションを購入した場合でも、駐車場が必ず使えるとは限りません。
そもそも、建築基準法では集合住宅に駐車場を設置する義務がなく、駐車場を設置していないマンションもあります。
駐車場付きのマンションでも、都市部などの土地の価格が高いエリアを中心に、駐車場の台数が総戸数より少ないケースも多く見られます。
近年では、「マンションを売却しても駐車場の使用権は引き継げない」と規定するマンションも増えてきました。
そのようなマンションを中古で購入した場合は、改めて駐車場の利用を申し込まなければなりません。
駐車場に空きがあれば問題はありませんが、すでに満車の場合はキャンセル待ちをする必要があります。
購入前に確認しておきたい駐車場のポイント
中古マンションを購入してから駐車場が利用できずに困ってしまわないためにも、購入前に空き状況を確認するのが重要です。
もし空きがない場合には、申し込みから利用決定までの手順にくわえ、近隣の月極駐車場が使えるかどうかを確認しておきましょう。
また、空きがある場合でも、所有する車が駐車できるかどうかの確認が欠かせません。
たとえば、立体駐車場は高さに制限があるため、車によっては駐車場が利用できない可能性があります。
さらに、駐車場に関する規約も確認しておきましょう。
マンションによっては、1世帯につき1台しか駐車場を利用できないなどの制限がある場合があります。
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購入の際に知っておこう!中古マンションの駐車場の種類
マンションに設置されている駐車場には、大きくわけて3つの種類があります。
それぞれにメリットとデメリットがあるため、違いを把握しておきましょう。
平面駐車場
マンション内の敷地を舗装して作られる平面駐車場は、マンションの駐車場のなかでもっとも一般的な種類の駐車場です。
車道から入ってそのまま駐車できるので、出入庫にかかる時間が少なくて済むのがメリットです。
車の出し入れが簡単で、車種や車高によらず駐車できることから、マンションの入居者のなかでも人気があります。
利便性の高さから人気がある平面駐車場ですが、セキュリティ面で不安が残る点がデメリットです。
屋根がないケースも多いため、車が汚れやすくなってしまうほか、雨の日の利用は大変でしょう。
また、土地の価格が高い都市部などに建つマンションでは、敷地の確保が難しいため台数が少ない傾向にあるのもデメリットとして挙げられます。
自走式立体駐車場
自走式立体駐車場は、車でスロープを上り下りして駐車する立体構造の駐車場です。
大型のショッピングモールなどに設置されていることが多い種類であり、マンションでも規模の大きなものに設置されているケースが多く見られます。
基本的に屋根があるため車が汚れにくくなるほか、雨の日でも乗り降りがしやすいのがメリットです。
立体構造になっているので、平面駐車場より駐車台数を確保しやすいのもメリットとして挙げられます。
一方、自走式立体駐車場には車高制限があるため、所有されている車によっては利用できない点がデメリットです。
また、上層階に駐車する場合は出入庫に時間がかかってしまいます。
機械式立体駐車場
機械式立体駐車場は、駐車場まで自走せず機械を使って車を出し入れするタイプの駐車場です。
タワーパーキングやピット式などさまざまな種類があり、都市部のマンションに多く見られます。
機械式立体駐車場は専用の鍵がないと車の出し入れができないため、ほかの種類の駐車場よりもセキュリティがしっかりしているのがメリットです。
駐車場内でほかの利用者の車にぶつけられる心配もなく、雨や日光による車体の劣化も防げます。
安心して利用できるメリットがある一方、機械式立体駐車場は出入庫に時間がかかってしまうのがデメリットです。
雨の日の通学・通勤の時間帯はとくに混みやすく、混雑してしまうといつも以上に出庫に時間がかかるおそれがあります。
また、ほかの種類の駐車場よりメンテナンス費用がかかるため、駐車場代が高めに設定されるケースが多いのもデメリットです。
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中古マンション購入時の駐車場の契約方法
中古マンションの駐車場の契約方法は、賃貸方式と分譲方式の2種類があります。
2つの契約方法の特徴をご紹介します。
賃貸方式
賃貸方式は、マンションの住民が管理組合から駐車場を借りて利用する方法です。
賃貸方式の駐車場では、駐車場を利用する方が毎月駐車場代を支払うのが一般的です。
駐車場代はマンションによっても異なり、なかには駐車場代がかからないケースもあります。
マンションの駐車場では、この賃貸方式が採用されているケースが多く見られます。
賃貸方式が採用されている駐車場の場合、駐車場はマンションの区分所有者全員の共有部分です。
したがって、駐車場は利用者が支払う駐車場代や管理費、修繕積立金によって維持されています。
在庫証明書が必要な場合は、管理組合に申請して管理組合理事長の記名・押印を受ける必要があります。
分譲方式
分譲方式は、マンションの住民が駐車場を購入して利用する方法です。
近年では賃貸方式が一般的になっているため、分譲方式の駐車場がある中古マンションはあまり見られません。
分譲方式では駐車場が自分のものになるため、車を停めるスペースが確保できるのがメリットです。
くわえて、駐車場を借りているわけではないので、駐車場代を毎月支払う必要がないのも大きなメリットとして挙げられます。
その代わりに、分譲方式の駐車場を利用する場合は、マンションを買う際に駐車場の購入代金や登記費用などが上乗せされます。
賃貸方式では毎月利用料を支払うのに対して、分譲方式では先にまとまった費用を支払うという違いがあると把握しておくと良いでしょう。
ただし、固定資産税と都市計画税が駐車場部分にもかかるため、毎年税金を納める必要がある点に注意が必要です。
購入をご検討中の中古マンションで分譲方式が採用されている駐車場がある場合は、購入費用と毎年の税金を負担するだけのメリットがあるかを検討することをおすすめします。
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まとめ
駐車場付きのマンションを買っても駐車場が使えるとは限らないため、中古マンションを買う前に空き状況を確認しておくことが重要です。
マンションの駐車場には種類がいくつかあるほか、契約方法にも種類があります。
いずれの種類や契約方法にもメリット・デメリットがあるため、ご自身が使いやすい駐車場かどうかを検討したうえで中古マンションを購入すると良いでしょう。
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