マイホームを購入するとき、建売住宅はリーズナブルなことが大きな魅力です。
しかし、マイホームは人生のなかでも大きな買い物であり、家族が長期にわたって安心して暮らすためには、建売住宅が安い理由を知っておくことも大切です。
今回は、建売住宅が安い理由について、人件費やスケールメリットなど、さまざまな角度から解説します。
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効率的で安定した建築!建売住宅の人件費が安い理由とは?
価格が安いことは大きな魅力ですが、建売住宅はマイホームとしての高い品質も両立しています。
まずは、価格と品質を兼ね備えた建売住宅が安い理由について、人件費の面から解説します。
プランの規定化
本来、設計は、手間と費用がかかる工程です。
たとえば、施主が自分の理想にあわせて家を建てようとする場合、要望を具現化するだけでは建築することはできません。
要望とあわせて、土地の規模や法律的な規制も考慮して、設計する必要があります。
そのため、打ち合わせを繰り返し、プランの見直しを重ね、設計を詰めていくことが多いです。
必然的に、人件費もかかってきます。
一方、建売住宅では、設計にかかる手間が効率的になるように、規定化しています。
土地の規模や形状にあわせて、ある程度、規定化されたプランで建てることが可能です。
標準的な仕様や間取りが決まっていることにより、建売住宅は、毎回、安定した品質で同じように建築できます。
このような規定化の仕組みが、人件費を安く抑えられる理由のひとつになっています。
工期が短い
建売住宅を建てる際、工期が短いことも、人件費が安い理由です。
家を建築するとき、工期は長いほど、建設コストに影響してきます。
通常、注文住宅は、6か月から12か月ほどの時間を要するといわれています。
しかし、建売住宅の場合は、着工から完成まで2か月から3か月ほどであることが一般的です。
建設コストのなかでも、人件費は大きな割合を占める費用といえます。
工期が短い分、建売住宅では作業員や職人が必要になる期間も短く、人件費が安い傾向にあります。
建売住宅の材料は、工場で生産・加工されたものです。
このことも、建設現場での職人の手間を減らし、工期の短縮と人件費の削減に貢献しています。
その他にも、家を建てる際には、簡易トイレや足場などのレンタル費用が必要になる場合もあります。
工期が短いと、レンタル費用を押さえられることも、コスト面でのメリットです。
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仕入れが安くなる理由!建売住宅はスケールメリットで安い!
建売住宅は、多く供給することでも、安い販売価格をかなえています。
ここでは、スケールメリットを要因とする、建売住宅が安い理由について解説します。
大きな土地を仕入れて分割する
建売住宅の情報を見ると、同じ場所で、同時に複数の家が売り出されているケースは少なくありません。
大きな土地を仕入れ、分割して販売することがスケールメリットを生み、建売住宅を安い価格で販売できる理由です。
安い販売価格にできるポイントは、2つあります。
ひとつは、一般の方では買えないような広大な土地を仕入れることです。
土地は、必ずしも広いほうが売れやすいわけではなく、地域によって住宅が建てられやすい規模があります。
エリアで売れやすい大きさを大幅に超えた土地は、個人の方では買いにくく、不動産会社が購入するケースが多いです。
そこで、スケールメリットが生じます。
仕入れの段階では大きな土地を選び、買い手がつきやすい大きさに分割して販売する方法が、土地のコストを削減できる理由です。
また、土地と建物がセットになっていることも、建売住宅が安い価格で販売できる理由です。
注文住宅を建てる場合は、土地と建物をそれぞれ探して、別で契約することになります。
つまり、土地と建物のそれぞれに諸費用がかかってしまいます。
一方、建売住宅では、土地と建物を一緒に販売することにより、コストを圧縮しやすいのです。
スケールメリットを生む土地の仕入れ方や販売の仕方が、建売住宅が安い理由になっています。
建築資材などの大量発注
建売住宅が、スケールメリットにより安く販売できる理由として、原価を抑える工夫が挙げられます。
具体的には、建築資材や設備を仕入れるときに、大量発注をして安い価格で仕入れる方法です。
使用する部材を自社生産する場合も、材料を大量に仕入れると、安価で生産しやすくなります。
このように、材料の大量発注によるスケールメリットを生かしている業界は、数多くあります。
建売住宅は、多くの方が住みやすい家を追求した設計がポイントです。
グレードや間取りが同じ建売住宅を一斉に建築することにより、大量発注によるスケールメリットを得ることが可能です。
建売住宅のシンプルで画一的な間取りは、作業効率が良く、人件費を抑えられることにもつながっています。
仕入れや建築作業の効率性を高めていることも、建売住宅が安い価格で提供できる理由です。
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コストの無駄が少ない!建売住宅が安いその他の理由を解説
大量仕入れなどのスケールメリットを生かした方法以外にも、建売住宅が安い理由があります。
最後に、建売住宅が安いその他の理由について、解説します。
モデルハウスにかかる経費が不要
建売住宅が安いその他の理由は、モデルハウスや住宅展示場が不要であることです。
注文建築の住まいは、住宅展示場にモデルハウスをつくって公開することが、販売活動のひとつになっています。
しかし、公開するためのモデルハウスであっても、家を1棟建てることと同じです。
建築するには、数千万円単位の費用がかかります。
その他にも、集客するためのイベントの費用や、モデルハウスを維持、運営するための費用も必要です。
モデルハウスにかかる費用は、販売される住宅の価格に含まれることになります。
一方で、建物を完成させて販売する建売住宅の場合は、モデルハウスや住宅展示場にかかる費用が必要ありません。
実際に完成した建物を見学してもらえるため、モデルハウスにかかる大きな費用がかからないことが、建売住宅を安く販売できるその他の理由です。
複数の区画に建物を建築して販売する場合も、最初に完成した建物を公開することにより、モデルハウスの役割を果たします。
最終的には、最初に公開した家も、その他の区画の家もすべて分譲するため、費用の無駄が最小限に抑えられる仕組みです。
設備をオプションで追加できる
建売住宅が安いその他の理由として、販売価格とオプションを分けている点も挙げられます。
標準になっている設備以外のものは、オプション工事で設置することができ、その分は別途費用で支払う形です。
住む人によって、必要になってくる設備や重視したい設備は異なります。
はじめから数多くの設備が設置されている場合、当然ながら価格に影響します。
しかし、その設備が不要な人にとっては、価格が安いほうが望ましい場合もあるため、オプションで設備を選べることは無駄がなくメリットです。
標準の設備と、その他にオプション工事の対象となる設備は、物件によって異なってきます。
なかには、食器洗い機などの人気設備が標準になっている物件も見られます。
オプションの追加が数多くなると、費用がかさむことに注意が必要です。
標準仕様で十分か、こだわりたい設備を追加するかなど、物件の仕様とご自身の要望を考慮して検討することが大切です。
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まとめ
建売住宅の魅力のひとつは、安い価格にあります。
工期が短いことで建築コストを抑えられたり、スケールメリットを生かした仕入れでコストを抑えたりなど、安い理由は建売住宅ならではの工夫によるものです。
リーズナブルで品質の安定した建売住宅は、家族が長く安心して暮らせる住まいとしておすすめです。
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