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マンションなど不動産の購入を検討している方にとっては、できるだけ資産価値の下がらない物件を選んで購入したいと考えるのではないでしょうか。
しかし多くのマンションは年数を重ねることで資産価値が下がってしまうのが一般的です。
ところがマンションのなかには、築年数を重ねても価値が変わらなったり、上がったりする物件もあります。
今回は築年数を重ねても価値が上がるヴィンテージマンションとはどのような物件なのか、その条件や選び方もあわせてご紹介します。
マンション購入に興味のある方はぜひ参考にしてみてくださいね。
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通常マンションなどの不動産は新築時がもっとも資産価値が高く、年数が経つにつれて価値が下がっていくのが一般的です。
ところが築年数によって資産価値が左右されないマンション物件も存在しており、そのようなマンションはヴィンテージマンションと呼ばれています。
ヴィンテージとは元々ワインなどのように特定の年につくられた良いものを指していましたが、現在では家具や古着など「年代物の名品」というような意味合いで使われることが多くなりました。
またヴィンテージマンションという言葉も和製英語で、明確な定義は存在していません。
そのためイメージとしては「築年数を重ねても価値を保っている」「価値が落ちにくい」「年数の経過につれて価値が上昇する」といった特徴を持つ築年数10年以上の味わいのある高級マンションを指していると考えると良いでしょう。
ヴィンテージマンションの条件とは?
味わいのある資産価値が変わらない高級マンションといったイメージのヴィンテージマンションですが、実際にはどのような条件にあてはまるとヴィンテージマンションと呼ばれるのでしょうか。
実はヴィンテージマンションと呼ばれるための明確な定義は存在していません。
しかし築年数が経っている高級マンションであれば、すべてヴィンテージマンションと呼ばれるわけではなく、いくつかの条件を満たした物件がヴィンテージマンションとして認識されるようです。
ヴィンテージマンションと認識される主な条件は、大きくわけて4つあると考えられます。
1つ目はマンションの価値にも直結する立地の良さです。
交通機関の利便性だけでなく、人気のある住みたいエリアや人気のある駅の近くに建っていることが重要なポイントとなります。
もちろんそのような立地の物件は高級住宅街であることが多いため、物件自体の資産価値も高いといえるでしょう。
2つ目は建物の美しい外観や時代を感じさせない造りなどの高いデザイン性が挙げられます。
築年数が経っても近隣の新しい建物に見劣りしないような個性的なデザインやクラシックで飽きのこない魅力的なデザインなど、建物の高いデザイン性はヴィンテージマンションの大事な条件といえます。
3つ目は管理体制がしっかり整っていることです。
建物の立地が良くデザイン性が高くても、毎日の管理や定期的なメンテナンスがおこなわれなければ年数の経過とともに価値は下がっていくでしょう。
とくに共用部の清掃や植栽の管理、外壁のメンテナンス管理がずさんになってしまうと価値を維持することはできません。
そのためヴィンテージマンションの条件として、管理体制が整っていることは重要なポイントといえるでしょう。
最後の条件は物件の価格がエリアの相場より高額であることです。
もちろん価格だけで建物すべての評価が決まるわけではありませんが、ヴィンテージマンションとしてその価値が評価されるためには大事なポイントといえます。
そのため近隣にある同等の築年数のマンションと比較して、取引価格が高く維持されていることもヴィンテージマンションにおける条件の1つと考えられるでしょう。
ヴィンテージマンションの魅力とは?
ヴィンテージマンションには資産価値の高さや立地の良さ、デザイン性の良さだけではない魅力もあります。
たとえば住民のマンションに対する愛着やマナーの良さといった見えない価値が、建物全体の管理状態の良さにもつながっているといえるでしょう。
自分が生活しているマンションの質を高めるような住民の良好なコミュニケーションやライフスタイルへの意識も特徴といえます。
そのためヴィンテージマンションに住むことで得られるステータスも大きな魅力の1つでしょう。
一度は住んでみたい!ヴィンテージマンションの選び方とは?
ヴィンテージマンションを購入する際には、実際にどのような物件を選ぶと良いのか迷う方もいるかもしれません。
先述した4つの条件を備えたヴィンテージマンションの選び方でおさえておきたいポイントには次のようなものがあります。
●大規模修繕の有無
●耐震性の基準
●自分に合った周辺環境の立地
選び方の1つである大規模修繕の有無ですが、通常マンションでは10年を目途に外壁や配管などの大規模な修繕をおこなうことで建物の状態を維持しています。
購入を検討する際にはそのマンションが過去におこなった大規模修繕の内容や今後の予定について確認しましょう。
その際に定期的な点検がおこなわれていなかったり、大規模修繕が長期間実施されていなかったりする物件には注意が必要です。
またヴィンテージマンションは築年数が経っている建物のため、1981年以前の新耐震基準が適用されるまえに建てられた可能性もあります。
新耐震基準が適用されていない建物では耐震強度を持っていないケースもあるため、事前に耐震補強工事がおこなわれているかなど確認しておくことがおすすめです。
ほかにも交通機関の利便性だけでなく、買い物や施設など生活環境に関わる立地の良さについても確認しておきましょう。
生活環境はライフスタイルによっても異なるため、学校や病院など自分に必要な生活環境が備わっているか調べることもポイントです。
一度は住んでみたい!ヴィンテージマンションの探し方とは?
資産価値が下がらず、住む方にとってステータスにもなるヴィンテージマンションは人気があるため希少性が高いのが特徴です。
そのため売りに出されるケースは少なく、売りに出されたとしても早く売れてしまいます。
ヴィンテージマンションの購入を検討するのであれば、住みたい物件を決めておき、空きが出たら購入したいことを事前に不動産会社に伝えておくと良いでしょう。
またヴィンテージマンションのリノベーションをおこなった会社が売りに出すケースもあるため、そちらをチェックしておくのも1つの方法です。
しかし、ヴィンテージマンションがいつ売りに出されるかはわかりません。
ヴィンテージマンションの購入を検討している方は、いつ売りに出されても良いように準備をしながら気長に待つのがおすすめです。
一方でタイミングを逃さないよう、情報収集は日頃からおこなうように心がけましょう。
まとめ
ヴィンテージマンションとは立地や高いデザイン性のほか管理体制、相場よりも高く取引されるなど4つの条件を備えたマンションのことを指します。
築年数が経っても資産価値が下がることがなく、住民の方もマンションに愛着を持って生活しているためマナーを守る方が多く、快適に生活することが可能です。
また、物件の選び方はライフスタイルに合っているのかなど、いくつかのポイントをおさえることが大切です。
今後マンションの購入を検討している方は、ヴィンテージマンションも選択肢の1つに入れてみてはいかがでしょうか。
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