不動産投資の対象として、古民家が人気を集めています。
リフォームをして賃貸物件にするだけでなく、日本ならではの趣があるため、外国人旅行者向けの民泊施設にするといった活用方法があるのが大きな理由です。
そこで、ここでは不動産投資の対象としての古民家の魅力と、古民家を運用する上での注意点をご紹介します。
古民家に不動産投資をすることの魅力とは?
冒頭でもふれたとおり、使われなくなった古民家を運用するのに注目が集まっています。
そんな不動産投資の対象としての古民家の魅力には、下記のようなものがあります。
●さまざまな活用方法がある
日本ならではの趣を感じられる古民家は、日本人だけでなく外国人からも人気が高いので、賃貸のほかに、カフェ、雑貨屋さん、民泊施設、オフィス、コワーキングスペースなど、アイデア次第でさまざまな活用方法があります。
外国人観光客が増えたことによって宿泊施設は常に不足しがちなので、宿泊施設にするのも狙い目です。
数日間の滞在はもちろん、マンスリー・ウィークリー、長期滞在のニーズもあるため、高収益をめざせます。
●比較的低予算で購入できる
旅館にするつもりで物件を買うと数億円になることも多いですが、古民家ならそれよりも安い資金で購入できるため、利回りが高いと言えるでしょう。
売却をするときも、古民家は「古いこと」が付加価値としてあるので、築年数がたっても取引価格があまり変わらないケースも見受けられます。
●オーナー1人や夫婦でも運営可能
古民家を宿泊施設にする場合、宿泊客を「1日●組のみ」などあらかじめ決めておけば、オーナー1人や夫婦でも無理なく運営していけることもメリットの1つ。
また、オフシーズンなどで人を泊めない期間は、自分が住むことも可能です。
メンテナンスも兼ねて定期的に自分自身が泊まりに行ったり、定年後のセカンドライフの拠点として使ったりするのも良いでしょう。
●相続税対策としても有効
古民家は要件を満たせば、相続税の減額の特例を受けることも可能です。
さらに、親が所有している古民家を宿泊施設にする場合、その子が事業者登録をすることで、贈与税や相続税をかけずに子世代に財産を残せることもあります。
ただし、細かい要件などがあるため、税理士などの専門家にあらかじめ確認しましょう。
古民家に不動産投資をするときの注意点
不動産投資の対象として古民家は魅力的ですが、注意点もあります。
●修繕費用がかかる
古民家は経年劣化が激しい物件もあるため、思ったよりも修繕費用がかかるケースもありえます。
シロアリ対策、消火器や煙感知器の設置といった火災対策なども必要になってきます。
●自然災害に弱い
台風や地震といった自然災害で予想外のダメージを負う可能性が、鉄筋コンクリートなどの物件よりも高くなります。
建物の基礎を見直すなど、リスクを避けるための工事も検討するようにしてください。
まとめ
日本人・外国人を問わず趣があって人気なのが古民家です。
そのため、宿泊施設として運用するなど、古民家を不動産投資先として選ぶ人が増えています。
古民家を活用することはメリットが多いですが、予想外に修繕費用がかさむリスクがあるなどの注意点もあるので、注意しながら物件選びを進めてください。
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